今回の血液検査と胸部レントゲン写真の結果については前回とほぼ変わらず、「順調ですね」とのことでした。
毎回、胸の写真を撮りますが僅かな変化は判りにくいですが、最も炎症の強かった入院時と比べると炎症が治まり、肺も容量を戻してきているのが解ります。
血液検査で大事なのはKL-6という検査で、肺炎の進行度合いを反映しています。
正常人では500以下なのですが、私の初診時にはすでに4,000を超えており、半年の経過観察後に入院した時は5,000に手が届きそうでした。
ネットで「間質性肺炎、KL-6」で検索すると、「初診時に1,000を超える場合は予後不良。平均2~3年」とあり、夫婦で落ち込んだものです。
H先生から、「間質性肺炎と言ってもいろんなタイプがあるし、原因や進行状況も人それぞれで異なるから一概に言えない。ネットの内容を鵜呑みにしないように」と説明され気持ちが楽になったものでした。
そのKL-6も今回は770まで落ちています。
私の場合はステロイドが有効だった訳ですが、薬の副作用が強いのでそのまま服用を続ける訳にも行かず、今は少しづつ慎重に長い期間をかけて減量していっている状況です。
これを失敗すると急性増悪を起こし、一挙に振り出しか、それよりも悪い状態になることが知られているので油断はできません。
「来月も順調だったら今の4.5mg/dayから3.5mgに減らしましょう」と聞いて、帰りは心もペダルもずっと軽くなりました。
これが晴れた高原とかであれば、吉永小百合さんを思い出しながら「青い山脈」でも歌うところですが・・
(古すぎる・・若い人は付いて来れない・・)