5年前の秋、2回目の鹿児島マラソン完走を目指してジョギングに励んでいたオジサンでしたが、何故か咳が止まらない。
念のためにと掛かり付け医を受診したところ直ぐに呼吸器の専門医に見てもらいなさいとなった。
で告げられた病名が『間質性肺炎』と言う厄介な病気。
ネットやブログの情報に一喜一憂しながらも気管支鏡や肺生検なんて普通は一生経験することのない検査が続き、2ヶ月の入院治療の後は3か月毎に受診をして経過を観察してきた5年間でした。
炎症を押えてくれたステロイドも1年半前にゼロになり、近頃もらっているのは病気とは関係ない湿布薬や漢方薬ばかりです。
今回は採血に加えて1年ぶりのCTと肺機能検査もあり、薬を止めたことで悪化の兆候が無いかを詳しく調べました。
最近は台風が近づくと咳が増えたりしてたので、いつも以上にドキドキしながらの待合室でありました。
「ドンマックさ〜ん、5番のお部屋にどうぞ。」
と主治医のM子先生の声。
結果は…
「CTも肺機能もそれから血液検査も変わりなく大丈夫そうですね。肝心のKL6とか今までで一番下がったんじゃないかしら?」と。
二人してニンマリと微笑む。
この調子なら半年に1回にもできますけど?と言われたが、別に忙しい身でもないので今まで通り3か月でお願いする。
次の予約も入れて部屋を出ようとした時に、先生がカルテを見ながら「あ、ドンマックさん、明後日が誕生日なんですね。おめでとうございます。」と言ってくれたので、「あ、何も気を使わないでくださいね。」と冗談で返すと「じゃあ何にも無いけど…笑顔で…」と、ニッコリ微笑んで見送ってくれたのでありました。
いつも以上にドキドキして入った診察室でしたが、出る時には違う意味のドキドキとほっこりで身も心も軽くなるという現金なオジサンの5年目検診だったのであります。