北海道の身近な風景

北海道内の身近な自然の風景。

夕張~万字:9月17日(月)2012

2012-09-18 12:05:42 | Buellビューエル・ツーリング
何年ぶりかで、夕張から万字へ抜ける
山道を走ってきました。
ここもバイクで走るのは初めてでしたね。
(写真は2段階に拡大します。拡大し細部をご覧ください。)

記憶にあるよりずっと細い道で相当曲がりくねっていて、
セカンドくらいまで落とすくらいでした。
まだまだ暑くて乗ってて疲れてきて
止まって休みと今度は暑さでまた疲れて~

なんとこの三角屋根の観光案内所が
JR夕張駅でした。後ろはスキー場と直結したホテルマウントレースイ。
鉄道は夕張駅で終わっているので、調べてみたらJR石勝線の
支線ということになっています。


今日はロード用ヘルメット(アライ製)。
以前、バイクに乗り始めに最初にアライのヘルメットを
買って頭に合わず、ショウエイに買い直した経験があり
今度はきっと改良されているだろうと思って、買ってみたら
やはり、頭の形に合わず、部分的にあたり頭が痛くなってきます。
頭頂部分にスポンジを入れると何とか補正できるので
洗車用のセルローススポンジを入れて行ったら
厚みがありすぎて、今度は頭部全体が痛くなって
しまいました。途中でとりましたが、ヘルメットひとつで
疲れが全然変わってきますね。

ホテルマウントレースイは営業しており、
現在は加森観光グループになっています。
加森観光のスキー場はリフト代が高いのです。


ホテルの壁には映画のポスターが掲げてあります。
夕張国際ファンタスティック映画祭という映画祭で
世界中から有名人がその期間だけ来ます。
その時だけのただのお祭りで、発展性はないです。
もともと、山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」が
高倉健、倍賞千恵子など主演でヒットし、夕張が映画の中の
旅の最終目的地だったのが、いかにも感情移入させられ、
「北の国から」の富良野や麓郷のように行ってみたくなります。

それでも、映画専門学校を設立するとか、大学の映画科を
誘致するとか撮影スタジオを造るとかなんかしないと
夕張の発展にはつながらないと思いますね。
できれば夕張制作の映画が映画祭で上映され世界的に
注目されればいいのですが・・・。


後ろはマウントレースイスキー場。
手前には廃業した外科医とハローワーク。
なんとなく今の夕張を象徴しているような画像。

夕張再生には産業の振興が必要ですが
コールベッドメタン(炭層ガス)の研究開発等を
夕張が率先して進めたりはできないものかと
思われます。アメリカではシェールガスの開発が
進み将来のエネルギーとしてたいへん注目されています。

もともと夕張は薩摩藩士で北海道開拓史の高官だった堀 基(ホリモトイ)
が北海道炭礦鉄道会社を設立し、その後夕張に真谷地炭鉱を開いたのが
最初である、官主導の典型的な街なのです。
今回も市長が都庁職員の若者が立候補して当選しているの状況をみても、
やはり中央集権的構図はなにも変わっていない気がします。
それなら官主導でコールヘッドメタン開発の拠点を
夕張に設立し研究を進めたら、いいのではと思いますね。


万字炭鉱があった万字の町並み。
黒いネコがのんびりと散策していました。
猫人口も少なそうです。
万字という地名もこの炭鉱を開発した財閥系の朝吹家の家紋が
卍だったことから、この地名がついたという、あくまでも
中央集権的な発想に呆れてしまいます。




コメント
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