北海道の身近な風景

北海道内の身近な自然の風景。

厚真町の遺跡見学会Part3:9月8日2013

2013-09-13 19:43:14 | パワースポット

Part2の出土品をみている事務所のすぐそばの
現在進行中の発掘現場。
これはやはり縄文前期の竪穴住居。

ここはなんと、数年前まで小学校のグランド
だったのです。上幌内小中学校ですが
子供たち縄文遺跡の上で遊んいたんですね!

ずっと奥に見えるコンクリートの残骸が
校舎か体育館の基礎。
何千年後かにはここも遺跡か。
ダム湖の底に人工建造物発見ですね。


鹿を捕らえるための落とし穴らしい。


この現場の土嚢で保全して掘り進めているところは
柱の跡を探して、かなり深くまで掘ってる箇所。
明らかに住居後だが柱跡が出てこないで
何箇所も掘って探しているとのこと。
大洪水でも起きて、地中まで流されたのか?
青いシャツの乾さんが指し示してのは
囲炉裏の跡とのこと。




ここは街にかなり近い所にあるチャシの遺跡(桜丘チャシ遺跡)。
時代はコシャマインの乱(1457年)頃のものとのこと。
武田信弘(松前藩の前の蝦夷地支配者)の軍を
ここで迎え撃ったのか。


アイヌチャシでこのような深い濠(ほり)は
非常に珍しいとのこと。
正面部分(海側)は段状の造成に
なっているのが上から良くわかる。

いかにも山城と言った感じ。


一番高い部分。
建造物の跡が発見されており、
見張り小屋というか小規模な城が
あったのでしょう。


厚真の市街や遠く、北電厚真火力発電所の
煙突までよく見渡せる。海側から登ってくる
敵(特に和人や朝廷軍)を見張ったのでしょう。
東北のアテルイの戦いの北海道版がここで
起こっていたのかも。
やはりここも山側の追分、栗山、夕張方面への
交通の要所だったようです。
タイムマシンで昔に戻って見てみたいですね!



コメント
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