Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

クロサナエ

2012年05月12日 | トンボ
カメラリュックを新調した。
今まで使っていたのは、ホームセンターの数百円のもので二代目。一代目は昨夏に機材と共に盗まれた。
それに比べれば、4K程と決して安くはないが、まあ安いものだ。
実地での使い心地、使いこなしのためにも試したかったのだが、色々野暮用あって中5日。
使用頻度の高い物を上部に集中させたことで、リュックを降ろさずとも事が足り、足下の
おぼつかない場所でのレンズ交換などさほど不便なく出来そうだ。何度も付け外しする
ようなものは、ケースに入れずにリュックに収納すると良いだろうということが今回の
実地での教訓だった。



地元で運悪く見逃したために結局昨シーズンは相見えること無かったクロサナエ。
過去に気に入ったのが撮れているし、証拠写真モードはもうナシのつもりだったが、何しろ二年ぶりなので
ついつい証拠写真モードから入ってしまった。。。若い個体は黒と黄色のコントラストが実に見事だ。
クロとヒメクロの春の渓流サナエは、夏サナエに比べ発生数が少ないようで、随分気をつけて探さないとなか
なか見つからないし、発生期間にタイミングを外すとまた来年ということになってしまう。



Q+Fisheyeにてパンフォーカス。Fisheyeレンズはマニュアルフォーカス限定ゆえ、今ひとつ頼りないビューファインダー
ルーペが頼りだ。(日中光下で無ければビューファインダーなしの本体液晶拡大表示で行ける。今や老眼鏡必須だが。。。悲)



(左 フレクトゴン 中 70-200mm 右 Q+StandardPrime標準レンズ)

相変わらず幻想的な描写にはまりっぱなしのフレクトゴンと、便利でボケ味の良い70-200を主体稼働している。
今回はQのスタンダードプライムもトンボ撮影に久々稼働したが、バックを選ぶのが困難な状況だったので、普通のコンデジ画像
みたいなのしか撮れなかった。(スタンダードプライムレンズの特権であるオートフォーカスは意外とよく効いた)
カワトンボは環境の照度差に泣かされるケースが多く、広角系で写すとバックの選択が難しいが、フレクトゴンでは予測できない世界を
映し出す可能性を秘めていて面白い。今年いつの間にやら自分のテーマとなっている(笑)「混沌」を今後も追求したいレンズだ。
70-200mmは、200ミリでf2.8を選べることと、それによる絶妙(微妙ともいう)な解像感とボケが捨てがたいし、200ミリ以下70ミリ
まで好きな画角が選べる。重いしズームレンズ由の解像力を考えると200マクロには一歩譲るレンズだが、今シーズンは自分の予想以上
に見直している。堅実な200マクロもそろそろ現場復帰させたいところだが。。。