昨年はこの築堤に多くの菜の花が咲いて、それは我々を楽しませてくれたのですが、今年は少しボリュームに欠けてしまった様です。期待していただけにちょっとガッカリ! 10,03,27 小湊鉄道飯給 7A Canon EOS50D
まだまだ、肌寒いと言うより携帯カイロを懐に入れて寒さをしのぐ様な真冬を思わせる日々が続いていますが、季節は間違いなく春へと進んでいるようです。昨日(27日)はwebで小湊鉄道沿線の菜の花が咲き乱れていて、綺麗だと言う書き込みを見ていよいよ春到来とばかりに小湊鉄道へ出撃してきました。
今年は上総大久保-養老渓谷間の通称:自動車工場裏のカーブと言われている場所の菜の花が見ごたえがあります。 10,03,27 小湊鉄道養老渓谷 30A Canon EOS50D
小湊鉄道での春は菜の花の開花に始まります(小湊鉄道沿線には梅の木があまりないので梅の開花は春到来とはならないみたいです)。
菜の花の次に桜が咲いて、そして桜が散った後に開花期間の長い菜の花が終わると、田植えのシーズンが始まります。この約2ヶ月間は小湊鉄道へ足しげく通うことになります。
昨日はまず、菜の花を撮影に出撃です。桜は毎年同じところに咲くのに対して菜の花は事前に種を撒かないと花は咲きません。毎年咲く場所が異なります。これは土壌もありようですが、鑑賞のために少し場所を意図的に移動すると言うことも伺ったことがあります。有名な里見の飯給よりのSカーブとか、上総大久保の大築堤とか毎年同じところに種を撒く場所もあれば、場所を少しづつ変えていくところもあります。小湊鉄道に限った事ではありませんが、去年は綺麗に菜の花が咲いたので…と出かけてみると菜の花はチョボチョボでがっかりする事だって珍しくありません。だからこそ我々にとっては今年は何処で菜の花が何処で咲くかが楽しみでもあります。
10,03,27 小湊鉄道養老渓谷 26A Canon EOS50D
思い返せば小湊鉄道に通いだして20年ちかくが経ちます。まだ東武57型が現役の時代に何かの宴席でRMの名取編集長から”これから、いつになるかはわからないけど小湊鉄道の気動車が注目される時代がやって来る”と言われ、その言葉がきっかけで通いだしたと記憶しています。東武57型しかり、八高線貨物列車しかりで、ブームになってからでは遅く、今から撮っておこうと思ったのがきっかけだと思います。
当時はアクアライン開通前で東京湾を半周するために撮影に通っていました…と言っても年に数回が限界でした。特に日曜の湾岸線のディズニーランド渋滞は耐え難く、通常自宅-市原ICは90分くらいかかるのが180分以上要した事も珍しくありませんでした。また、まだ撮影ターゲットも多かったので積極的に撮影するとは程遠いものでした。
アクアライン開通後も料金が法外に高かったためにほとんど使うことはなかったのですがETC車載器を取り付けてからは、アクアラインの恩恵をたっぷり受けて、小湊鉄道へ通う回数も飛躍的に伸びていきました。
10年前の小湊鉄道は最高の旬である桜のシーズンでもほとんど鉄ちゃんの姿を見ると事はありませんでした。いても数人で和気藹々として和やかな雰囲気で撮影が出来、それが小湊鉄道撮影の魅力でもありました。しかしここ数年、撮影者の数が驚くほど多くなっています。特に近年はその数が倍増している感じを受けます。また近年の鉄道ブームで一般の方の撮影も多く見受けられ、鉄道撮影の基本マナーも知らないままに撮影していて列車を止める光景も見受けられるようになりました。
そして今年3月に大糸線のキハ52が引退した事により、多くの鉄ちゃんが小湊鉄道へ眼が向けられターゲットが小湊鉄道に絞られてきたと実感しています。昨日も、非常にわかり辛くマイナーな撮影地に夜明直後に数台の車が停車し、三脚が10本以上立っていたのには驚いてしまうとともに、騒々しいのはあまり好まないので、ゆっくり撮影の出来る新しい撮影ターゲットを見つけなくてはと実感しました。
この場所はよっぽど気をつけていないと見逃してしまう撮影地なのですが、朝イチで到着するとすでに三脚が立てられていたのにはビックリしました。
太陽の光線が菜の花で反射して車体を照らすので絞り気味にしてあるにもかかわらず、画面が飛んでしまい画像処理で補正しています。原画はかなり白くなっています。 10,03,27 小湊鉄道養老渓谷 8A Canon EOS50D
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