定期列車が”ムーンライトながら”となり373系化された後も臨時の"ながら"は165系で運転されていました。その165系も老朽化で廃車が決まり海持ちが東持ちに変更となり波動輸送の189(183)系置き換えが決まりました。海持ち最後の列車がこの日の朝に品川駅に到着。写真はその車両の神領への回送列車です。海の165系が最後に東管内で走った列車となります。 01,05,06 横浜ー戸塚 回9311M 最後の名シン165系
先日、JR東日本は21年春の多客臨時列車の概要を発表しましたがその内容たるやマンネリ化その物で特筆に値する列車はほとんどなく、わずかに春に定期列車から引退する185系がレジャー快速として運転されるくらいで心ときめかす列車は皆無でした。しかしプレス資料の中に〝ムーンライトながら〝の運転終了の一文が加わっていたのにはビックリされられました。既に年末年始の〝ムーンライトながら〝の運転もなくそのまま安楽死と思っていた所にわざわざ運転終了の告知をするとは思いませんでした。
〝ムーンライトながら〝はここ数年は波動輸送用になった185系で運転されていましたが03月のダイヤ改正で定期運用から離脱して大量の廃車が見込まれるので再びの運転はかなり望み薄と勘繰っていただけに〝やはりそうなったかぁ?〝と言うところでしょうか?
やはりこの列車はJR東日本と東海を跨いで運転されると言うのがネックになると言っても過言では無いと思います。新たに東日本の車両を東海管内へ乗り入れるとなると運転士や検修への訓練が必要となり現実的ではありません。そうなれば安楽死しか選択肢は無いような思えます。まぁ、秘策としては不運の特急電車である373系を東日本の東海道線の運転士だけ再訓練する手もありますがそこまで手間の掛かる事はしないとすればやはり安楽死しかない気がします。
私にとっては〝ムーンライトながら〝ではなく375M、あるいは345Mと言った方がピンと来る列車です。ゴハチ全盛期にこの列車に飛び乗って関ヶ原や近江長岡へ撮影に向かった回数は数え切れません。〝大垣夜行〝なんて俗称が付いた時代には席の争奪戦がありましたが私がよく利用した時代は品川駅から乗車してもグリーン車ですら余裕で席があった時代でした。
その想い出多き列車の名残を残す〝ムーンライトながら〝の引退はやはり一抹の寂しさを感じると共に撮る列車の無くなってしまい、さらには乗って楽しい列車も無くなってしまったと思い鉄道の終焉を感じずにはいられません。
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