日本では珍しい留萌線のロケ列車はNHKの撮影と映画の撮影と時期を違えて2回運転されました。
NHKのロケでは留萌線の運行すべて一般のお客さんはバス代行として輸送し、数日間留萌線を借り切っての撮影されると言う大規模なロケでした。このロケ列車を運転した機関士の運転時刻表には午前に運転される深川-恵比島(この駅が明日萌駅となり駅前も昭和前期に模様替えされました。)の時刻と夕方に運転される恵比島-留萌と留萌-深川の時刻だけが記載され、昼間の時間帯は恵比島にずっと停車していて後は「映画作製スタッフの指示による」としか記載されず、ロケ列車は恵比島駅の周辺を何往復もしていましたがロケのために駅周辺が立ち入り禁止となり、恵比島から離れた場所での撮影ではいつ来るかわからない列車を12月の寒空の中、いつまでも待つ羽目となりました。(復活シロクニでお逢いして親交を厚くした方々の顔をお見受けでき、久々にゆっくりお話出切る貴重な時間にはなりましたが…)
それに対して映画のロケ列車は運転時期も5月と季節も暖かく、また予め決められた時刻で運転されたので撮影には大変助かりました。
今振り返ると、この時期に公開された高倉健の”ぽっぽ屋”とこの”すずらん”が今につながる鉄道ブームのきっかけになった気がしてなりません。
映画のエキストラさんのご好意で、このような写真を撮ることが出来ました。思いもよらず平成の時代に撮った太平洋戦争中の写真になりました。今振り返ると、この当時はデジタルカメラを持っている人はごくわずかだった記憶があり、激動の10年の変貌を感じてしまいます。 99,05,10 峠下 9482レ
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