期待はしていましたが、まさかのっけから原色のDD51に出逢えるとは思ってもみませんでした。 11,10,07 塩浜貨物 DD511805号機 5282レ Canon EOS7D
10月07日~08日は連休でした。三連休初日も絡んでいるので各地でイベントが開催されていて、何処かのイベントと絡めて出撃しようといろいろ数日前からネットで下調べをしました。当初は7日を只見線、8日は関東鉄道のキハ350のサヨナラ運転の撮影と考えてていたところ、8日は天気は良いものの7日は弱いながら冬型になるので只見線の天気が良くありません。゛では、何処へ?゛とネットで再度調べてみると梅小路の蒸気機関車館で夜間ライトアップがある事を思い出しました。最初は数年ぶりの企画なので是非゛行きたい!゛と思っていながらいろんな情報に埋没し、すっかり忘れていました。ならば北ではなく西に行くことになるのは当然の成り行きでした。
7~8日とも天気が良さそうなので8日だけの日帰りはもったいない気がします。では7日は?と漠然と考えて午前中は関西線の支線の塩浜貨物駅でDD51を、午後は新幹線で新大阪へ移動して尼崎の住友金属のナローとして出撃準備をします。まぁ、漠然と思い付いたままだったのですが、塩浜に行っても原色のDD51に出逢える可能性は極めて少なく、そんなリスクを考えもしませんでしたが、この漠然さが結果オーライ!につながっていく亊になります。
DD51を撮影していない時間帯は近鉄特急の写真も撮れるので、意外に飽きる事はありませんでした。 11,10,07 近鉄塩浜 Canon EOS7D
7日の朝は東海道線下り初列車でいつもの通勤ルートを使い小田原へ。小田原からは新横浜始発の゛ひかり493゛号に乗車します。この列車は新横浜始発でよっぽどでないかぎり名古屋まてはガラガラなのは承知の上なので座れるか?と言う心配はないので気楽に乗車出来ます。
やって来た゛ひかり493゛号はやはりガラガラでした。1号車に乗れば2列のD・E席も座れたみたいですが、名古屋までですので中程の4号車の3列に座りました。快晴の中゛ひかり493゛号は西に進み名古屋駅に定時の07:26到着し、ラッシュアワー前でそろそろ混み出した名古屋駅構内を足早に近鉄改札口へ向かいます。足早で改札器にSuicaをタッチすると゛ピンポン!゛と閉まってしまいました。゛あぁぁ~名古屋は使えないのネ?゛と久々に券売機でキップを購入し急行に乗って塩浜へ。実は昨日まで塩浜貨物駅と近鉄塩浜駅が並んであると言う事もしらず、新幹線の車内で開いたネットで知る始末で全く行き当たりばったりの旅行です。
製油所と塩浜貨物駅間を牽引しているスイッチャーですが重連とは言え、重たい積車をよく引き出せると感心してしまいした。 11,10,07 塩浜貨物スイッチャー Canon EOS-1v RVP100(+1) スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
近鉄塩浜駅に着くとなんと原色のDD51が見えるではありませんかぁ!(たぶん塩浜08:16着の5271レのカマと思われます)・・・一気にテンションが上がったのは言うまでもありませんでした(本当は興奮を現す奇声を発したかったのですが街中なので躊躇し、止めました)。
簡単な入換が終わると跨線橋下に留置されエンジンも停止してしまいました。撮影には不向きは場所なので跨線橋からゆっくり眺める亊にします。近寄ると原色のDD51はラストナンバーの1805号機でした。成田空港ジェット燃料輸送増強に伴い新製された1805号機ですが、今は愛知機関区で活躍していますが、ラストナンバーと言っても早、30年以上が経ち、間近で見るとかなり痛みが見受けられます。
貨物駅の人に1805号機は何時帰るか?と聞くと親切に10:30頃と教えてくれました(たぶん塩浜10:24発の5282レだと思われます)。ちょっと時間があり、まどろんでいると5271レ(塩浜09:33着)を撮りに来た地元の鉄ちゃんが現れました。挨拶をし、いろいろ話を聞くとなんでも午後にはDD51の原色重連が塩浜駅まで来る可能性が高いとの事を教えてくれました。さらに聞くと、その原色重連は四日市駅に13時過ぎに到着しその後、塩浜貨物駅に重連単機で到着し15時前にタンク車を牽引して稲沢に向かうとの事でした。当初は塩浜貨物駅は午前中だけと思っていたのですが、貴重で大変ありがたい情報をもらい、午後の身の振り方が迷います。尼崎のナローも捨てがたいですが、一度撮影済みで平日なら何時でも行けるのに対して、原色重連のDD51は下手をすれば今後一生見る事が出来なくなる可能性があります。やはり予定を大幅に変更して午後も塩浜で撮影を続ける亊にしました。
これが松坂牛100パーセント肉使用のハンバーグです。まあ、これで800円程度でしたので間違いなく合格点は上げられると思いますが、50歳の胃にはちょっと負担が大きかったかもしれません。。 11,10,08 FUJIFILM FinePix AX250
さてDD511805号機は予定通り5282レとして発車して行きました。お目当てのDD51の重連(79レ)は昼過ぎなのでとりあえず近鉄四日市駅に出て昼飯を食う亊にします。四日市では街中をプラプラしていると、松阪牛ハンバーグ限定10食の看板を見つけ、ふらりとその店に入ってしまいました。
本当は歳を重ねるにつれ、消化器系が弱くなっているのでアッサリしたものを!と思っていましたが限定10食の言葉に引き寄せられてしまいました。ハンバーグ自体の美味しさは合格点でしたが好みから言うと牛肉100パーセントのハンバーグはより、少しでも豚を入れたハンバーグの方が美味しい様に思えます。まぁ、リーズナブル価格なのでケチを付けるのは野暮なのでこの辺にしておきましょう。
タキ1000型の先頭に立つDD51原色重連といえば今春運転された磐越西線燃料輸送を思い出させてくれます。 11,10,07 富田 79レ Canon EOS-1v RVP100(+1) スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
さてハンバーグを食べ満腹で四日市駅まで歩きましたが、地図で眺めた距離より実際の道程は長く、背中に重い機材を背負っての20分間の歩きはいささか疲れました。やっとの思いで到着した四日市駅のホームのベンチで休んでいたら心地よい風が吹き込んで目の前のDD51のアイドリング音を子守唄にいつのまにか寝てしまってました。
さて、DD51原色重連は四日市駅を13時過ぎに到着との亊。四日市駅では光線状態が悪いので富田駅に移動します。期待はしていなかったのですが富田駅は構内も広く思った以上に撮りやすい駅でした。DD51原色重連の列車番号は97レと言うことなのでコンテナ貨物と思いきや、なんとタンク車の返空列車でした。きっと関西線では稼ぎ頭のタンク列車は特急貨並みの扱いなのでしょう・・・
97レは13:16定時富田駅を通過。撮影後は四日市の移動で苦労したので富田駅から近鉄富田駅に徒歩で移動する亊にします。四日市では20分の歩行時間が富田では5分程度でした。近鉄富田駅に着くとほどなく急行がやって来て、予定よりだいぶ早く塩浜まで移動する事が出来ました。
関西線のDD51と言うと架線の下と言うイメージが強いのですが、塩浜貨物駅では障害物なしで撮影が出来て嬉しい限りです。後ろの跨線橋(陸橋)は何処かで見た事がある?と思っていたにそれは中国・調兵山構内の跨線橋のことでした…笑 11,10,07 塩浜貨物駅 72レ Canon EOS7D
14時前に塩浜貨物駅に到着しカメラを出して待機していると14:10頃に製油所からスイッチャーに牽かれてタンク車が進入していると来ます。塩浜貨物駅の発車線にタンク車が到着しスイッチャーが切り離されると名古屋方からDD51の姿が見えてきました。手際良くタンク車の先頭に立ったDD51の原色重連は発車時刻まで待機します。跨線橋から撮影後、踏切からも撮影出来満足です。車があれば海山道駅で走行撮影も出来るのですが、移動手段がないので塩浜貨物駅を発車する72レを見送り、今日の充実した撮影は終了です。近鉄塩浜駅から近鉄名古屋駅まで急行に乗り、名古屋からたまたまやって来た゛ひかり475゛号の自由席で新大阪へ向う亊にします。さすがに三連休前の週末です。ガラガラの予想に反して自由席に空きがなく、やっとの思いで2号車で2列の通路側の席(D席)を見つけ、隣がオヤジで一瞬躊躇しましたが(隣席が小姐だったら相手が嫌がろうが座るのですがぁ・・・)、やむなく座る亊にしました。
さすがに一日歩き回り、疲れてしまい座るやいなや、ウトウトしてしまい、気がついたら新大阪駅の直前でした。
新大阪駅でドアが開きホームに降りると゛キヤァ~!゛と言う小姐の歓声!なんだなんだ・・・AKB48でもいるのかぁ!と声の方を向くと、なんと500系V編成が到着するところでした。500系もチョッと見ないうちに小姐に黄色い声を上げられるくらいの人気者に昇格した様です。
以前から凸凸の影を綺麗に表現して撮影してみたいと思っていたのですが、やっとそれが撮影する事が出来ました。 11,10,07 塩浜貨物 72レ Canon EOS7D
今晩の宿は私が大阪の常宿にしている新大阪サンプラザホテルです。新大阪と名がついたホテルは星の数ほどありますが、新大阪と称しながら実際には新大阪駅から徒歩15分以上かかるホテルもあります。新大阪サンプラザホテルも新大阪駅からは離れているものの、東淀川駅から徒歩1分の位置にあり新大阪―東淀川間の乗車券120円を出費さえ我慢すれば(通常の方は大阪市内着区の乗車券をお持ちでしょうから、出費ナシで下車できます。)非常に利便性の高いホテルです。さらにホテルから徒歩数分の位置には御堂筋線東三国駅もあり、大阪中心部へのアクセスにも便利です。また新大阪駅周辺は飲食店の価格が非常に高いのに対して大衆的な東淀川駅周辺では800円も出せば定食が食べられ腹いっぱいにさせてくれるのも魅力のひとつですが、この新大阪サンプラザホテルを私が常宿にしている最大の理由は高層階に宿泊すると東淀川駅とその横にある踏切が眺められる事です。かつてはDD51や485系゛雷鳥゛も見れかなり魅力がありましたが今でも充分楽しめます。特にここは宮原貨物線と合流した線路配置で貨物列車もやって来るのが嬉しい限りです。さらに東淀川駅横の踏切は昔懐かしい1種踏切で踏切安全係(踏切警手)(今は職制がかわりどこのJRも駅の輸送係または運転係を名乗って踏切安全係と言う名はないと思われます。)がいて眺めていて飽きが来ません。こんな鉄ちゃん向きのホテルですが、料金もなかなかのリーズナブルさで定宿にしているひとつの理由です。一例を示すと楽天で予約すると通常のシングルだと4,200円で、その料金の中にホテル1階フロント横にあるコンビニ(ファミリーマート)の500円の金券と更に朝食が含まれていて、かなりお得感があります。なお、線路と反対側にも客室がありますので、宿泊当日の午前中にでもフロントに電話を入れ゛線路が見える高層階をリクエスト出来ますか?゛と言えばホテル側はその趣旨を理解してくれて線路側の部屋を充当してくれます。この晩も窓際に椅子を置いて、かなり遅くまで列車を眺めていました。
新大阪サンプラザホテルの部屋からはこんな光景が眺められます。また一般の人にとっては騒音の何物でもないジョイント音も鉄ちゃんにとっては子守唄に聞こえます。 11,10,08 FUJIFILM FinePix AX250
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