篠目に進入するC581号機です。この区間は駅の直前が淡い上り勾配になっているので機関士によって力行する人と、絶気にしてしまう人がいて一種の賭けでした。また手前の田んぼもこの当時は綺麗に整備されていましたが、10年位前に訪れた時は荒地になっていました。 81,10,25 篠目 9522レ C581号
国鉄現役蒸機が引退してから約4年後に山口線に蒸機が復活する事になります。当初は本務がC571号機で、予備がC581号機となり2両とも小郡に在駐している形になっていました。
山口線は津和野やその奥には萩などの観光地を控え路線路線としてとらえ蒸機復活線区としてあげられたのでしょうが、仁保の峠等いくつかの勾配区間があるためにC型の機関車には不利とされてきました。そこへよりによってC57を走らすのですから、それなりの対策をしなければならず、その装備の目玉が長野式集煙装置でした。細いボイラーにあのゴツい集煙装置はあまりにも不恰好で(最近は見慣れてしまいましたが…)復活後もC57での撮影は出掛ける気になれず、たまに運転されるC581号機の運転日ににあわせて撮影に行ったものでした。C58の長野式集煙装置も似合うと言えば嘘になりますが、C57よりはマシと感じていました。
そのC581号機も山口線に来てから不具合がクローズアップされる様になってきました。事実、仁保で空転して救援を呼んだと言う話も聞いた事があります。次の全検で徹底的に修理して改善されるのだろうと鷹をくくっていたら、なんとC581号機は山口線から去ってしまう事態になってしまいまい、これにはビックリ!…予備なしでどうするの?なんて思っていたらもその状態で30年が経過してしまいました。
しかし、今のC571号機もいつまで動けるのでしょうか?幾度となくポストC571号機の話も沸いては消えを繰り返していますが、はたしてC571号機もいつまで走れるか?サッパボイラーの社長をはじめとして巧の技師が去ってしまったら、もうC57は…と言うより日本の復活蒸機は全て火を落とす事態になりかねません。10年後のはたしてどうなっているのでしょうか?楽しみであり、また不安でもあります。
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