神明町では軌道沿いに花壇がありコスモスが咲き乱れ、良い被写体になりました。この503号はパチンコ屋の広告で撮り辛い車両ですが、この場面では色合いが合うので前がちに撮れば没有問題! 11,10,08 阪堺電車神明妙町503号 Canon EOS7D
08日は4時くらいから起きてはしばらく踏切を眺め、またしばらく寝てまた踏切を眺めての繰り返しをして6時を過ぎてしまいました。06:30を過ぎ、シャワーを浴びて身支度を整え、7時になってからホテルの朝食に向かいます。
今日は夕方に梅小路蒸機機関車館に行く事以外全く決まっていません。昨日の午後からNORTHDRAFT様より湖西線での”日本海”撮影を、C57135様より阪堺電車撮影をそれぞれレクチャーしていただいておりました。どちらも捨てがたく、出来れば両方行きたいのですが、地理的、時間的、財政的にそれを許しません。どちらか選択となると”日本海”撮影では”日本海”通過後は485系゛雷鳥゛なきあと湖西線内でどう時間をつぶすかが問題で、夕方まで時間を持て余してしまう可能性があります。更にJRマーク付の国鉄電機を撮るのも少し癪に障ります。一方、阪堺電車は161型が撮れる保障はないものの、路面電車ですので風景そのものが撮影対象になります。いろいろ思案の末、阪堺電車の撮影に向かうことにしました(本当の理由は寝坊出来るから?)。
まずはホテルから数分歩いた御堂筋線東三国駅へ向かいます。御堂筋線で動物園前へ、地上に上がるとそこが阪堺電車南霞町です。ホテルが東淀川駅ばかりでなく御堂筋線の駅が近いと大阪環状線内への移動に何かと便利です。阪堺電車の一日フリーきっぷを購入し(ちなみに市営地下鉄も券売機で並ぶのが嫌で損を承知で定期発券器で買える一日券を購入しました)、我孫子道行の列車に乗ります。阪堺電車に乗るといつも思うのですがこの鉄道は地域密着型で、それに応える形で乗客も短い距離を乗車しているのが見受けられ路面電車の本来の姿が見える様です。また、社員さんも落ち着いて経営も安定している様に見受けられます。バスより便利で、バスより安全とでも言ったところが定着している感じでが、ただひとつ気になるのが阪堺電車の乗降のステップの段差です。ちょっと老人には過酷な高さです。小さくて良いから途中に段がひとつあれば、だいぶ楽になるのではないでしょうか?今後さらに高齢化が進むなか、超低床車な導入を真剣に検討していただきたいと思われます。
161型の運用を聞いたら、正に162号が出区する瞬間でした。この162号が動かなかったら”日本海”撮影に行けば良かったかな?と後悔したかもしれません。 11,10,08 阪堺電車あびこ道162号 Canon EOS7D
さて、撮影はは阪堺線・上町線が運用がすべてわかる住吉電停へ。住吉電停では1時間くらい行き交う電車の様子を見ましたが161型は動いていないようでした。仕方なく浜寺駅前方面に向かって見ると我孫子道駅の車庫では161型が1両パンを上げて待機しているのが見えました。”これは動くな!”という直感が働き、明神町で簡単に撮影をしてから我孫子道に戻る亊にしました。我孫子道で信号係の人に聞くと”今まさに162号が出区してきて、トラブルがない限り今日は恵比寿町とあびこ道の往復です”との事でした。その言葉に慌てて車庫を見るとすでに162号が出区している状態でした。その後は162号を追う形で住吉や天神ノ森で撮影しましたが基本的に南北を走る阪堺電車はだんだん撮影に不向きな光線になって来ました。そのために昼前に撮影を切り上げる事として、往路と同様のルートで新大阪へ出ました。
ママチャリのハンドルに付いた謎の小道具。実は雨の日にこのステイに傘の柄を固定するものですが、関東ではまず見受けません。しかしこの辺りを走るチャリ(自転車)ではかなりの装着率でした。しかしこれって道交法違反にならないのですか?…ところでこのステイに一脚を固定して雲台にビデオを乗せれば阪堺電車の追っかけ画像が撮影出来るのでは??? 住吉付近 11,10,09 FUJIFILM FinePix AX250
新大阪で昼食を済ませ、とある事情により新快速ではなく新幹線で京都へ向かいます。京都駅に到着するとさすがに行楽シーズンの三連休です。観光客で駅構内は人・人・人で溢れかえっていました。あまり観光地に行かないので、こんな場面に出くわすと一瞬たじろいて仕舞う程でした。とにかく人を掻き分けないと前に進めません。カメラバックを背負い、三脚を手に人にぶつからない様に歩くのは結構、気を使います。なんとかバス乗り場までたどり着いたものの、今度はバスに乗るのが修行です。ちょうどバスが発車した直後に並んだために長蛇の列の先頭に立つ事が出来、バスも座れなかったものの、出口近くに陣取る事が出来、幸いでした。梅小路公園前のバス停を降りると梅小路公園でもイベントが開催されていて人混みにビックリ!
また梅小路蒸気機関車館も今までに見たこともなうくらいの入場者で賑わってました。
今回、気になったのが梅小路蒸気機関車館の要所要所に゛懐かしい(の)蒸気機関車゛の類いのキャッチーコピーが書かれている事です。すでに私の世代が50歳に突入している現在では一般の人にとって蒸気機関車って懐かしい存在でしょうか?現役蒸機を知っている人はどれくらいいるのでしょうか?私が子供の時代では大都市では無煙化はほとんど済んでいて蒸気機関車が身近にあったとは思えず、地方で育った人以外は蒸気機関車は懐かしい存在ではなくなっている気がします。今の世の中では蒸気機関車は゛懐かしい゛と言う存在ではなく゛珍しい゛又゛貴重な゛産業遺産と言う価値に変わっているのでは?と言うのが持論です。いつまでも懐古趣味にしがみついて゛懐かしの~゛を唱えても近い将来、通用しなくなるでしょう。
さて梅小路蒸気機関車館に入場した頃から西に雲が出てきました。昨日からの撮影で少しお疲れ様モードになりつつあったので、これ幸いにとベンチでうたた寝をしてしまいました。ただ時折、雲の切れ目から太陽が顔を出すと゛お仕事!お仕事!゛とスナップ撮影をして、また雲るとベンチに腰掛けて蒸機を眺めながらウトウトしていました。
さすがに二日間、ほぼフルに歩き回ったので50歳の体にはなり堪え、お疲れモードになって来ました。
昼間はさほど感じませんがバルブ撮影だと、ほのかに漏れる蒸気が画面に入って欲しいと思ってしまいます。ライトアップの企画は大変に良いので、次回は1両で良いから火の入ったカマを並べてほしいものです。 11,10,08 梅小路蒸気機関車館 C581号機とC51239号機 Canon EOS7D
さて、陽もとっぷりと暮れいよいよライトアップの時間になってきました。事前にライトアップされるカマは全て死んだ(火が入っていない)カマだと知ってはいましたが、実際にライトアップされて見ると火の入っていないカマに不満を感じてしまいます。せめて火の入ったカマが1両でもいればと悔やまれます。火のないカマを見ていたら急に撮影意欲も無くなり、また蓄積した疲れてもあいまって、早目に切り上げる亊にしました。当初は京都21:48発の゛ひかり゛号で帰るつもりでしたが、実際は京都18:29発の゛ひかり゛号に乗りました。連休初日の上り列車ですので空いている事は予測がつきます。さらにこの列車は部内ではHKと呼ばれる新大阪-名古屋間は各駅に停車する”こだま”代用の”ひかり”ですのでたとえ混雑していても名古屋で入れ代わる事がわかっているので安心して乗車出来ます。で、やって来た列車が来年3月で姿を消す予定の300系でした。普段の通勤でも300系に乗っていますが、やはり”こだま”と違いN700系と平行ダイヤで運転しなければならない゛ひかり゛ですので死に物狂いで走る300系を堪能しテーブルに置いた缶ビールがいつずれ落ちるかと言うスリルを味わう事が出来ました。
当初の予定でば日が変わってからの帰宅のつもりでしたが、早く切り上げたおかげで22時前には帰宅が出来、翌日の仕事に備える事が出来ました。自宅の玄関に入り自然に出た言葉は゛あぁぁ~疲れたけど、充実して、楽しい2日間だった!゛でした。
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