
梅雨はこの様にカメラを保管しています。アルミバック時代も同様の処理をしていました。 11,05,26 FUJIFILM FinePix AX250
流れる風が湿っぽさを感じる様になり梅雨入りが近いと察しカメラやレンズの梅雨眠(梅雨隠)k入りました。この頃なると、快晴はあまり望めず撮影も縁遠くなります。梅雨が明ければ、開けたでクソ暑い夏が待っているので、よほどの被写体がない限りカメラを手にする機会はほとんどなくなります。9月頃までメンテナンス以外はカメラを手にしない年もあるのでそのままカメラを放置するとカメラバックの中でカメラ本体及びレンズが黴の脅威にさらされる事になります。横着者の私でも黴の脅威には恐怖を覚え、そのリスクを少しでも回避するためにこの時期になるとカメラやレンズをビニール袋に入れてカメラバックに仕舞う様にしています。理想は除湿器に入れて保管するのが理想ですが、それだと不意に訪れる梅雨の合間の快晴でのスクランブル出撃に対応出来なくなるためにカメラバックにしまっておく必要があるのです。
不意の梅雨の晴れ間にあわてて出撃して、現場でビニール袋にグルグル巻きにしたカメラを取り出す姿を何度か湘南チサ區様に笑われた事もありましたが、かつてオリンパスOM1を黴させてしまった苦い経験があるだけに、普段はカメラのメンテナンスに横着な私もでも梅雨対策だけは気を使います。
なお、このお話をすると必ずと言っていいほど゛ビニールを巻く時に除湿剤を一緒に入れますか?゛と質問を受けるのですが、理想としては除湿剤を入れた方がベストでしょうが、私は常用カメラやレンズであればビニールで巻くだけで充分ではないか(除湿剤を入れなくても大丈夫)と思っています。
最後にデジタルカメラでは気にならない事ですが、銀塩カメラでは装填しているフイルムの状態も気になります。高温多湿状態で放置されているのですから、条件としてはフィルムにとっての環境は最悪だと察しがつきます。かつては撮影途中のフイルムをカメラから取り出して冷蔵庫で保管して梅雨眠をした時もありますが、めんどくさくてなかなか実行に移せません。億劫がってカメラからフイルムを取り出せなかった場合は撮影再開したときには気休めかも知れませんが、空撮りを3~6コマすることにしています。

自宅ではカメラバックはこのような所に保管されています。実は昔トイレだった場所で改装して物置にした場所です。したがって湿気が多くカメラ・レンズそしてフイルムにとって、けして良い環境とは言えませんが、これが日本木造家屋の現実ではないでしょうか? 11,05,26 FUJIFILM FinePix AX250