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中央西線不通に伴う石油類迂回輸送について


 東海道線でも名古屋付近ではタンク列車も見掛けますが同じ東海道線でもJR東日本管内ではコンテナ列車のみなので石油類を積載したタキは新鮮です。しかし積載したタキは非常に重く、それでいて東海道線ですから最高速度75K/hで走らなくてはならず、けっこう気を遣う列車だと思われます。    21,08,20   08:06頃    湯河原    8860レ  Canon EOS1DX MarkⅡ

 今年の8月は梅雨末期の様な雨雲が日本全体に掛かり、それが停滞し各地で記録的大雨となり特に九州や中国地方では犠牲になる方も出てしまいました。
 中部地方もその大雨の影響が鉄道にも出て中央西線の古虎渓駅や倉本ー上松間および木曽平沢ー贄川間に土石流が流入し軌道および信号ケーブルに損傷を与えて同区間の復旧には10日間程度掛かるとJR東海のホームページに公表されています。
 実はこの中央西線は四日市で精製された石油類を長野県へ輸送するルートでかつてもかつて同じ土石流災害でこのルートが絶たれた際に東海道・中央東線を使って石油の迂回輸送が実施された記録があります。今回は10日間と不通期間が比較的短い事、さらに夏であり石油類の需要は多くなく長野県内で備蓄されている石油類で賄えると言われていました。事実、ネットニュースでは〝長野県内製油所備蓄の在庫分と近隣地域からの道路による代替輸送の確保により復旧まで供給量を確保する見込みで、当面逼迫の恐れはありません〝とENEOS本社広報が発表しているとの報道もありました。
 このため私たちは〝今回の輸送障害では石油の迂回輸送は実施されないのでは?〝と言うのが大勢の判断でした。ただそれでも備蓄が少なくなると言うことは危機管理から言うと決して良くないので根岸から最低限の石油類を長野は輸送するだろうと考えていました。しかし数日前から四日市発の迂回輸送があるかもしれないと言う噂が流れ、それを否定する材料もなくその後の情報を待ちました。そして18日になると複数の情報から東海道・中央東線経由の迂回輸送が日にち指定で運転されると言う話が入ってきてました。
 現在、無職である身分としてはまたとない機会ですので新型コロナウイルス感染対策を考慮の上、青春18を手にノコノコと撮影に出かける事としました。

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