昨年、併走する国道を走っていた橋台と築堤は現認出来ました。 92,08,24 南部縦貫鉄道坪川―道の上 TMY スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
今は年に数回の公開日でしかその面影を伺うことしか出来ませんが20年前はもちろん南部縦貫鉄道は現役の地方私鉄でした。ごたぶんにもれず私も南部縦貫鉄道に魅力を感じ何度か訪れた事がありました。特に復活シロクニ撮影で自動車で渡道する際には必ず寄り道する鉄道でした。この時もシロクニ撮影後、函館からキャンセル待ちまでしてフェリーに乗船して本州に入って南部縦貫鉄道に向かっています。関東から比べれは涼しく過ごしやすいはずの北東北ですが、北海道から渡ってくると青森が蒸し暑く、閉口した事を思い出します。フェリーの時刻の関係と思っていた以上に七戸が遠く、朝の1往復の列車に何とか間に合い撮影し、その後は午後の列車まで盛田牧場駅の横の木陰で昼寝をして疲れをとって午後の列車を撮影しました。午後はここが北東北?と思うような暑さの中で列車を待ちました。沿線の草は生え放題なので坪田駅の橋梁で撮影する事にしましたが三脚を据えて列車を待っていると田んぼからアスファルトの道に蛇が大群で移動していきます。とにかく蛇は大敵の私ですから、本当はその場から立ち去りたい思いが強かったものの、ここでしか撮れないので見ないようにして列車を待ちました。その数分後、地面が小刻みに揺れだしたと思うと屋外にいる私でもわかるような大きな地震が襲ってきました。駅の横の築堤にある大木が大きく幹こど揺れているのがわかりました。なるほど、さっきの蛇の大群はこの地震を察知しての移動かぁ?そうだよねぇ~蛇って群れを作る習性はないはずだし…と言うことは地震が起きた後はあの蛇はまた戻ってくるの?そんな思いが頭をよぎりました。”蛇が戻ってくる”その前に列車が来て欲しい!!!…そのだけを願っていましたが、ふと気づいたのですがあの地震で南部縦貫も運転見合わせになるのかな?と言う疑問でした。しかし、定刻を少し過ぎたあたりであの2軸独特のジョイント音が遠くから聞こえてきました。きっと東北線は列車抑止になっているのでしょうが、南部縦貫鉄道はほとんど影響なく動いていて、蛇が戻ってくる前に撮影を終える事が出来ました。撮影そのものは期待した通り撮れたのですが、感動など味わう糸間もなくとにかくこの場から早く立ち去ることだけでした。そそくさとカメラを仕舞い、その場を離れました。
午前中の運転が終わると七戸駅構内でゆっくりした時間を過ごします。今もご健在で、公開日にはレールバスを運転されている運転士さんが丁寧に清掃する姿は心が洗われます。けしてJRでは見られない車両への愛情を感じました。 92,08,24 南部縦貫鉄道七戸駅 TMX スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
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まにやま
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