DT200Aの庫 (goo-blg)

さようなら 米坂線のボロキハたち


越後金丸―越後片貝を行く1123Dです。 09,03,09 Canon50D

 9日は3徹と2徹の狭間の1休(業界以外の人はチンプンカンプンかもしれません。24時間一交勤務を連続3回勤務と連続2回勤務の間にひとつの休みが入ると言うことです。)でした。普段なら家でプラプラして休養に当たるのですが、ダイヤ改正前最後の休みで、さらにダイヤ改正で運用を離脱する国鉄型気動車が走る米坂線沿線の天気が良いと言うことで、ここは無理してまでも行かなくてはと出撃することにしました…とはいうものの次の日が勤務の夜行日帰りの行程は一人ではきつ過ぎます。だれか同乗者はいないかと探してみると8日は湘南チサ区が美抑解様と米坂線へ来ているとの事が判明。では、そのまま米沢で泊まっていれば9日に朝に迎えに行きますヨ!とメールするととりあえず帰りますとの答え。どうするんだろうと待っていると24時頃に美抑解様といったん戻って来て、自宅には帰らず私の自宅に来ました。もし彼の体にGPSが組み込まれて、その大胆な行動軌跡を見たら面白いだろうなぁ…とひとりで苦笑してしまいました。
 さて、米坂線帰りの湘南チサ区様を乗せて一路山形に向け北上します。米沢市内を経由して撮影地の成島に4時過ぎに到着。まだ時間があるので仮眠します。私は仕事疲れから、湘南チサ区様は二日続きの長距離運転の疲れで、二人とも死んだように寝てしまいました。
5:45に携帯の目覚ましで起こされました。空を見ると快晴です。まずは成島付近で1123Dを撮影します。1123Dはキハ52137(国鉄標準色)+キハ47515(タラコ色)の予定です。こま運用もインターネットの書き込みで事前に情報を得る事が出来ていました。本当に便利な時代になったものです。
撮影地では日の出直後、雪景色で朝靄が出て幻想的な景色の中、1123Dが走り抜けていきました。この光景に出逢えただけで来た甲斐があったと言う物です。その後は羽前椿→越後金丸と1131Dを追っかけて撮影しましたが、豪雪では日本屈指の小国付近で平野部に雪がまったくないのには驚いてしまいました。我々はこんな時に温暖化の危機を感じてしまいます。
1131D撮影後は越後下関の街外れにあるコンビニで朝食を買い求め、少し遅い朝食をとりました。そしてまた昼寝の時間です。静かな所を求めて墓地の駐車場を見つけて、そこで休憩です。二人とも本当に疲れていたのでしょうか、また爆睡してしまいました。
今度は3822Dを撮るために9:15の目覚ましで起きます。3822Dはお目当てのキハ40583(タラコ色)+キハ581022(国鉄急行色)が入ったとインターネットの書き込みで確認が出来一安心です。3822Dは越後下関→羽前松岡→手ノ子→羽前小松と4箇所も撮影することが出来ました。1131Dの撮影したときにも見かけたのですが3822Dを追っかけて関東圏のナンバーの原付自転車(原チャリ)を運転する鉄ちゃんを見かけました。まだ若い様ですがさすがに春は近いとは言え、北国で現チャリかなり過酷な状況で、彼のバイタリティーには脱帽してしまいました。羽前松岡゜で3822Dを撮っているときに原チャリの彼が横に来たので聞いてみると4号線をひたすら走り、昨日から撮影しているとの事でここまで3822Dを米沢まで追っかけながら撮ったら、また4号を走って帰るとの事でした。彼の熱意に敬意を評し、更に帰路も十分注意するように伝えました。
この頃になると真っ青だった空が白っぽくなってきてリバーサルの撮影には不向きな条件になってきました。最後に3822Dを撮った羽前小松では完全に曇り空の様相で、撮影意欲をなくし、昼飯に向かうことにしました。ただ正直言って夜明けから今まで十分堪能できただけにこれで十分という気持ちでいっぱいでした。
 何度か訪れた米坂線ですが、国鉄型気動車が引退後はしばらくは訪れる事はないだろうと、昼飯は奮発して米沢牛定食を注文しました。出てきた米沢牛は歯ごたえも柔らかく、肉に味があり“さすが本場!“と唸ってしまいました。


↑↓共同浴場の外観と風呂の様子です。200円と言うのはこの世の中では営利目的ではないことがわかります。それでも料金を払わずに入浴する輩が居るようで、警告文が貼ってありました。


昼飯後はお約束の温泉です。カーナビで調べると米沢市街の奥に小野川温泉という場所を見つけ、そこに行くことにします。温泉街に到着してみるとそこは昭和の温泉街がそのまま残っている風情のあるところでした。駐車場兼観光案内所にあった地図を見ると共同浴場が二つもあります。さっそくそのひとつに入る事にします。共同浴場前にある説明書には入浴料は200円で共同浴場の向かいの雑貨屋で買うと書いてあります。向かいの雑貨屋で200円を支払うと、チケットを渡され、そのチケットを共同浴場の脱衣場にある箱に入れるシステムです。
共同浴場はこじんまりした良い雰囲気のお風呂だったので喜び勇んで裸になり湯船に入ろうとするとお湯が熱くて、熱くて入る事が出来ません。足の先だけ入れただけでヒリヒリする始末です。本当は禁手なのですが、水で薄めることにしました(水で薄めると温泉の効能が落ちるため)。
地元の人も入ってきましたがやはり「今日は特に熱いなぁ!」と言って我々の行為を黙認してくれました。10分もすると温度が下がったのと、こちらの体も熱さに慣れたこともあり湯船に体を沈める事が出来るようになりました。
しかしやっぱり熱いには変わりなく10分も入ると湯当たりしそうなので、早々に風呂を出て車に戻り、また昼寝をすることにしました。30分強寝て、ふと目を開けると空に青味が出てきました。こうなると、一旦は帰りモードだったにも関わらず、また撮影モードになりあわてて米坂線沿線に舞い戻ります。結局、1145D(キハ40583+キハ581022)を成島付近で撮影しましたが、一度は諦めた天気が回復し撮影できたのでなんだか大きな拾い物をした気分でした。
さすがに、その後はまた雲が出てきたので撮影機材を仕舞い121号大峠経由で帰路に着きました。途中、熱塩の日中記念館に寄って駅舎などを撮影し22時に自宅に到着することが出来ました。


天気が悪くなり一度は帰る事も検討しただけに、こんに太陽が出るとうれしくなってしまいます。 09,03,09 成島―中郡 Canon50D

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