
一日いて晴カットはこの1枚だけでした。しかも雲の切れ間でギリギリ撮れたカットです。 13,11,27 福島臨海鉄道泉―宮下 56レ 12:56頃 Canon EOS7D
以前にチラッと書きましたが、今月(11月)末から連続休暇を取得していました。当初の目的はJR東日本大人の休日クラブパス(JR東日本とJR北海道を5日乗り放題で23,000円)り設定時期だったからです。しかし途中でいろいろ情報が入り(と、言っても津軽鉄道の旧客運転の情報だけなのですが・・・)、二代目FORESTERで東北を廻る事にしました。
まずは11月27日の深夜に出発。福島臨海鉄道へ向かいました。福島臨海のある小名浜は東北と言っても南で海も近いことから温暖で冬型の気圧配置でも晴れる日が多く安心して出発しましたが、現地に到着するとなんと厚い曇り空に茫然となってしまいました。回復しそうになると何処ともなく雲が湧き出してなかなか晴れません。一日沿線を歩き回って晴れたのはワンカットのみで、14時の列車を見送って小名浜駅に寄ると牽引してきた機関車は入換もしないで庫に入ってしまいました。近くにいた福島臨海の社員の方が”今日の作業は全て終了しました”と教えてくれました。小名浜駅にいても仕方ないので15時過ぎには6号線沿いの温泉に浸かり、17時前にいわき湯本IC常磐道に乗って磐越道―東北道と走り、吾妻PAにあった幸楽苑で夕食を摂り、国見SAに20時頃に到着。疲れていたのでしょうか?そのまま朝まで寝てしまいました。

福島臨海鉄道で一番気に入りの撮影地は常磐線をアンダークロス付近なのですがここ数年、付近は宅地化が進み嫌な予感を感じていました、そして11月27日に訪れた際に衝撃的な光景を目の当たりしてしまいました。次回、訪れた際にはここの撮影地も陥落していることでしょう。本来、ここはもっと横に寄って横位置で撮影するのですが側溝のフタが気になって縦位置で撮影した次第です。 13,11,27 10:40頃 スマートフォン T02D
さすがに前夜の就寝が早かったので28日は4時に目が覚めました。さて何処へ行こうか?候補としては岩沼の日本製紙岩沼工場専用線と仙台臨海鉄道。それに石巻線です。別に何処へ行きたいという強い意志はなかったものの、とにかく晴れている所と言うことで漠然と石巻線へ向かいました。東北道を泉ICで降りてナビの言う通り走らず気ままに走っていくと日の出と同時に鹿又駅付近に到着。この時点では快晴だったのがありよあれよという間に曇り空に。さらに朝に3本連続してやってくる石巻線の下り貨物列車がすべてDE10の更新機という最悪の展開で途方に暮れてしまいました。次にどうするか?と言う判断能力も失い、仙台臨海鉄道の事が思いついたので、南下する事にしました。県道204―県道45―県道8を経由して80分くらいかけて仙台臨海鉄道仙台港駅に到着し、この時点ふと我に返って”来る場所はここではない!”と言う事に気づきました。せっかく来たのだから少しロケハンをしてみるものの、撮影意欲が湧かず、気になっていた岩手開発鉄道へ向かう事にしました。なぜ岩手開発鉄道へ向かったかははっきりした理由はありませんでしたが石巻や仙台より気仙沼(盛)の方が少しは天気が良いのではないかと言う漠然とした予想からでした。
戻りは三陸自動車道で登米まで戻り北上川沿いを北上し(この道はナビが指示するから従って走ったのですが、細くてアップダウンも多くとんでもない道でしたが、人知れずある集落を通ったり旅行ガイドには絶対掲載されていないような風光明媚な所を通過して東北を旅行している気分にさせてくれました。)国道284号に出てから山側を通って気仙沼を経由して盛に到着したのが14時過ぎでした。一生懸命走って来たものの盛も天気は思わしくなく、結局は岩楯開発鉄道でもまともに撮影は出来ず”1日最低限でも晴をワンカット”と言う自分の目標を達する事は出来ませんでした。

17:11着の125レは陽の長い時期ならまだ太陽は高い位置にあるのですが、冬至の1ヶ月前だと真っ暗になってしまいます。盛構内で125レは何故か水銀灯の照らす場所には停止しないのが所定みたいです。 13,11,28 岩手開発鉄道盛 125レ 17:11頃 Canon EOS7D