場所が移動できないので（周囲にも鉄ちゃんが居るので移動中に列車が来てしまうと、他の鉄ちゃんに迷惑を掛けてしまいます。）このアングルを縦で撮ったり、望遠で撮ったりしていました。 ００，０２，２３ 恵比島 Ｃ１１１７１号 ＲＶＰ（＋１）
００年０２月２１日～２４日に映画”すすずらん”撮影のため日中帯に定期列車運休の上、バス代行にしてロケ列車が運転されました。これは同タイトルのＮＨＫ朝の連続テレビ小説が９８年１２月に運転され、その後９９年５月に映画版のロケ列車運転以来の３度目、映画としては２度目のロケ列車でした。
９８年１２月の初回ロケ列車では情報がなかなかわからず、とにかくロケ列車の運転日だけわかったので時刻も知らないままに果たして撮影が出来るのかと言う不安を抱えて単独で羽田から新千歳へ飛び、その足で深川へ向かいました。白銀の深川駅に着いて駅員に「なにもわからずにここに来た！」と告げると事務室に戻って地域の方に配布した資料を渡してくれ大変に助かりました。
この時は映画撮影のために出来る限り昭和中期の列車を再現したために、現役当時そのままの写真が撮影できて感動したのを鮮明に覚えています。９９年５月のロケ列車も現役当時の姿でしたが雪中運転でなかったので物足りなさを感じたのは事実でした。そして三度目の運転は初回同様、白銀の運転となり出撃と相成ったしだいです。
００年０２月の運転の際には初回よりも事前に情報が入手でき、運転日と時刻は把握できたのでリスクも少ないと判断し仲間数人で出撃しました。ちなみに近年はいつもご同行いただいている湘南チサ區様はこの時初めて我々とご一緒いただいた記憶があります。
列車は映画撮影のための運転でしたので撮影禁止区間もあったようですが、我々が撮影した場所では特段の規制もなく特に恵比島駅付近ではカメラを構えていた場所をロケ列車が通過し、しばらく様子を伺っていると操車係員が最後部で誘導して列車が退行してきて我々の前を通過していきます。かなり遠くになった時点で再度列車は走り出しこちらに向かってまた撮影が出来ました。
海外では良く見られるフォトランですが、日本では本線上の退行は事故と判断されてしまうので（最近は撮影等であらかじめ予定した退行はそれほどうるさくならなくなった様ですが…）このような形態で運転されるのを初めて見た記憶があります。結局は退行が２回あり計３回撮影することが出来ましたが、贅沢を言えば撮影地を移動したかったと言うのが本音です。まぁそうは言っても、フォトランを楽しませてもらったのだからそれだけで充分だと納得しものでした。１０年前の忘れがたい思い出です。
撮影のためにゆっくり退行してくるロケ列車です。あたかも蒸機列車の後姿に見えます。白銀の世界で蒸機運転。さらにヘッドマークなしの旧客と言うスタイルはたまりませんでした。 ００，０２，２３ 恵比島 Ｃ１１１７１号 ＲＶＰ（＋１）
