おりしも東北地方は高気圧圏内に入り昼間は素晴らしい天気になりました。この機関車をラッセルと連結状態で晴の形式写真が撮れただけでも納得してしまいました。
10,02,27 弘南鉄道大鰐線大鰐 Canon PowerShot A1000IS
2月27日~28日にかけて北東北に3両現存するラッセル車を全て撮ると言う贅沢なツアーに参加してまいりました。そのツアーの主催は「青函私鉄めぐりチャーターイベント実行委員会」で過去にも十和田電鉄や弘南鉄道。あるいは津軽鉄道で撮影用のイベント列車を運転した実績のあるところです。ちなみに今月2月には函館市営交通のササラ電車チャーターツアーを実施したばかりです。
今回は北東北の私鉄に現存するラッセル車(キ100)3両を全て撮りつくししようと言うツアー(正式には冬の青函私鉄めぐり第2弾 青森古豪ラッセルパーフェクトツアー)でご縁がございまして、今回初めてご一緒させていただくことになりました。
27日は雨音で目覚まし時計より早く起きてしまいました。5時過ぎには駅に到着したいのですが雨では自宅→駅の移動手段の選択肢に苦慮してしまいます。バスもまだない時間帯なので、出費は痛いのですが仕方なく駅までタクシーで出ようと戸塚駅前常駐の3つのタクシー会社電話するもののものの見事に全て断られて、最後の手段で本降りの雨の中バイクで駅まで出ることにします。実は出発前に撮影ではタクシーを利用するのでたとえワゴンタクシーとは言うものの、スペースには限りがあるので撮影機材は最低限にしてくださいと主催者側よりお願いがメールで来ていました。それまではフル装備でと思っていたのですが、主催者とは面識がなく初対面なのであまり迷惑な行動をすると、次回からお誘いも来なくなるとまずいかなと思い機材を私としては異例のカメラ2台(リバーサルフィルム装填とモノクロフィルム装填)とズームレンズ2本に減らしました。しかしこの機材を減らした事でバイクに乗れる程度の荷物になったのも事実です。フル装備であれば重いタムラック787に三脚と身回品を入れたキャリーバックとなり降っていなければバイクにも何とかなりますが雨が降っていればバイクでは完全にアウトで主催者からの要請でやむなくカメラを減らした結果が雨の日でもバイクに乗れる少ない荷物になったわけで、不本意ながらの行動が吉な方向へ導いてくれたみたいです。
東海道線で東京へ。そこから”はやて1号”で八戸へ。さらに在来特急で青森へ。青森から奥羽線701系普通電車に乗換えて弘前に向かいます。
弘前から五所川原までの移動は列車でした。たそがれ時の雪の車窓は久しく見ていなかったので少なからず感動してしまいました。 10.02.27 2832D車内にて Canon PowerShot A1000IS
青森では乗換え時間に大間のマグロ弁当の積込がありました。この大間のマグロ丼ですが老舗に注文したそうなのですが、本来は鮮度が落ちるので弁当では販売しないそうなのですが、主催者が無理言ってくれてその結果、弁当にして列車内で食べることが出来ました。味はさすが噂に聞く大間のマグロです。脂が乗っているのにあっさりして本当に美味しかったのですが、唯一残念なのが701系のロングシートで食べると言う事です。旧客とは言いませんが50系客車。せめてエンジン音を聞きながら気動車車内で食べてみたかったというが本音でした。
弘前駅ではワゴンタクシーが出迎えてくれて弘南鉄道大鰐駅へ向かいます。大鰐駅では事前に打合わせが出来ていてラッセル+電機の簡単な撮影会がありました。その後は所定スジでラッセル車を運転してもらったのですが、いかんせここ数日の暖かさで雪はほとんど解けてしまい、雪掻きは全くしない状況で、晴れていたので撮影しましたが何か物足りない気持ちが残りました。
数カットラッセル車を撮影した後、弘前に戻り弘前16:52発2832Dで五所川原に向かいます。おりしも車窓はどんどん暮れて暗くなって行きます。夕闇迫る車内から見る雪景色なんて何年振りでしょうか…いつも車を運転移していて味わえない旅情を感じてしまいました。
五所川原では宿泊する稲垣温泉花月亭の送迎バスが迎えに来てくれていて、乗車し20分程度で宿に到着し27日の行動は終了しました。
夜の宴会会場です。中心の男の子の撮影した写真を見ているのですが、お父さんの英才教育のおかげでその腕は大人をしのぐカメラワークで、見ている我々は自分の腕の低さを痛感し、タダ笑うとかありませんでした…涙
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