この車両は弊ブログでも以前ご紹介(2007/2/24)しましたが、東急池上線開通以来、初めての新車投入となります。
以前の池上線と言えば東急のボロ電車の墓場と行ってもなんら問題の無い線区でした。事実、私が幼い頃の池上線と言えば、子供心に”こんな電車、よく走るなぁ!”と思うほどの旧型電車の寄せ集め線区でした。生家の前を満員の乗客を乗せ第二京浜(国道15号線)のオーバークロスへの上り勾配を上下、左右別の車体の動をしなが唸りを上げて走る姿に、その壮観さと共に一種の恐怖を覚えたことを思い出します。後に名車と呼ばれた3300型は池上線の主として長く君臨していて、後に上田交通へ移籍した同車とであった時、まるで通っていた幼稚園の庭に迷い込んだように、幼い頃の思い出が甦ったことを思い出します。
そんな池上線にとって今回のN7000系は正真正銘の新車なのです。実は私の記憶が正しければ池上線の前身の池上電気鉄道開業時は静岡鉄道(当時は駿遠電気鉄道と言ったと思います。)から譲り受けた電車で運転を始めたはずなのです。そのため今回のN7000系の投入は90年近い池上線の歴史の中で、初の新車と言う快挙と言って過言ではないと思います。
注意*このブログでは旧7000系と混同する恐れから(…と言うより私にとって7000系と言えば日比谷線乗り入れ用の車両と言うイメージが強すぎるため)あえてN7000系と表記させてもらいました。
藤が丘駅を通過するN7000系。この駅に降り立ったのは30年ぶりくらいでしょうか?いつの間にか上り線には通過線が出来ていました。また駅周辺は畑も見受けられたのですが、今は畑に変わってマンションが目立つようになっていました。 07,11,21
すずかけ台を通過する試運転列車。運転台に何人もの人が乗り込んで緊張感があるのが伝わってきます。なお、新車は公式試運転が終わると鉄道側に引き渡される場合と、ある程度性能試運転が終わってから鉄道側へ引き渡される場合があり、それは鉄道会社に一任されています。なおJRは公式試運転が終わるとJR側に引き渡されます。意外と知られていませんが鉄道車両も1年間の製品保障があり、また重大な欠陥があった場合は車両メーカーが責任をもって修理するシステムになっています。 07,11,21
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