80,01,06 日立-小木津 422レ
30年前の作品でもう1枚、ご紹介したいと思います。それがこの写真でED75の牽引する常磐線422レ普通列車です。たしかこの列車は仙台発上野行の普通列車と記憶しています。電化前はおそらくC62が牽引したであろう格式高い普通列車だと思われます。牽引するED75はナンバーは確認できませんが二桁の若番で常磐線電化で平機関区(後の内郷機関区)配置された常磐線生粋のED75の様です。昼行帯の運転ながら荷物車や郵便車を連結していないのに10両編成のその姿は本線列車の貫禄は十分な姿です(記憶が定かではないのですが422レは長距離普通客レにしては珍しく荷物・郵便車を連結しない列車だった覚えがあります。あるいはひょっとしたら所定では荷物車あるいは郵便車を連結しているのがダイヤ乱れのために連結していないイレギュラーな姿なのかもしれません)。ここは日立-小木津間のほぼ駅間の真ん中に撮影地で足場は国道6号線の道路際でガードレールに腰掛けて撮影出来ます。駅から徒歩は辛いのでタクシーで向かった記憶があります(帰りは近くのバス停から路線バスで日立駅まで戻りました)。
実はこの日はED75牽引の12系臨時急行”十和田”をここで撮影する為に上野を早朝に立ってやってきたのですが、前日から北海道のダイヤが雪でズタズタで当然、青函連絡船が遅れ、その結果、ターゲットだった臨時急行”十和田”8202レも大幅な遅れが生じてこの撮影地で何時間も待つ羽目になってしまいましたが写真はその合間に撮ったものです。今なら携帯電話で関係箇所に遅れを確認できますが、当時はそんな手段もなく、さりとて近くの公衆電話まで行っている間に8202レが行ってしまう可能性もあるので身動きも出来ず結局、2時間以上待ったもののその姿は見られず光線が正面光となり諦めて駅に戻って駅にたどり着いたら、ちょうど遅れの8202レがやってきて、悔しいから8202レに乗って帰ってきた記憶があります(8202レは超満員で座ることが出来ず上野まで立ったまま最後部の貫通ドアから簡易展望車と称して流れる車窓を楽しんだ記憶があります)。
この撮影地はその後、雑誌などで紹介され当時としてはメジャーな撮影地となりましたが、今は線路の背後に大型ショッピング店が建ち、撮影地としては撮り辛い環境となってしまいました。
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