今、都内では沢山のけしが咲いています。
例年以上に咲いていて、
やや遅い感じがします。
でも、けし・・って・・・
オピオイドの原料もけしだけど、よいの?
そう思って、調べたのが4年前
4年前の4月27日にアップした記事です。
けしといえば、オピオイドの原料。
アヘンがとれます。
栽培は禁止されています。
この道端のけしは はたして大丈夫なのかしら・・
調べてみました。
方々で見かけるこのけしは
けし科
長実雛罌粟(ながみひなげし)
学名:Papaver dubium
植えても良いけしです。
植えても良いけしの特徴
1 茎に粗毛が生えている
2 葉が茎の下部から出ている
3 葉のふちの切れ込みが深い
植えてはいけないけしの特徴
1 茎に毛が生えていない
2 葉が茎を包み込んでいる
3 葉のふちの切れ込みが浅い
4 葉がロウ質をおびていて白っぽい
(東京都福祉保健局)
読んでも良く分かりませんが、このHPに飛ぶと、写真が掲載されていて、簡単に葉っぱのつき方で区別できることがわかりました。
英語でポピー。
スペインではアマポーラ、フランスではコクリコとも呼ばれます。
項羽と劉邦、夏目漱石の虞美人草もけしのことです。
種子はポピーシードですが、
主にアヘンは、実を傷つけて取れる浸出液から抽出されます。
ポピーシードには、アヘンは含有されません
(微量には含まれているとは言われていますが)
取り締まり対象外ですし、もちろん、食べても問題を生じません。
パンやケーキによく使用されます。
ただ、シンガポールでは、ポピーシードも規制があるのだそうです。
陽(ひ)に倦(う)みて 雛罌粟(ひなげし)いよよ くれなゐに
木下夕爾
うみて・・というのは、けだるそうにとでも言いましょうか
首をもたげながら、日向でゆれている様をうたったのでしょうか。
改めて4年前のものを読んでみて、今日のけしの様子をダブらせながら、
ああ・・わかる
そのうみてという言葉。
倦怠感の倦という字ですから。
今日は、よい天気でした。
金環日食のときも、これくらい晴れればよいのですが。
今度の週末は、広島の三次です。
あまり交通の便はよいとはいえない所ということもあり、
その地から初めて講演依頼を頂いて
もうかれこれ8年くらいになるでしょうか。
やっとお訪ねすることができます。
本当に、ありがたいことです。
いつも、読んでるだけですが、勇気を出してコメントさせていただきます。
実は近所の公園の端に咲いている薄紫のケシが気になってました。
リンクに飛んで調べてみると、葉のつき方や毛がないことから、植えてはいけないケシのようです。
さっそく保健所に連絡してみます。
身近な所にそういう植物があるとは思いませんでした。
ありがとうございました。
毎日通る道に植えられています!
沢山花が咲いているので、まさか
種が飛んできて勝手に育ったのではないとは
思いますが…
ヒマラヤなどで見られる青い芥子、
あれはアヘンが取れるものとは
違う種類なんでしょうか…
観賞用としても美しい植物から
薬や毒物も生まれる、何とも不思議なものです
こんにちは。都福祉保健局の別のページには、植えてはいけないケシの年間報告件数が掲載されていました。結構、自生しているものも多いようです。こうして、コメントをいれてくださると、身の回りで起こっていることの実態がわかって、大変興味深いです。本当にありがとうございました。(保健所の反応はどのようなものになるでしょう・・)
えびさん
お立ち寄りくださり、ありがとうございます。このオレンジのものは、本当に沢山見かけますね。今年は特に多いような気がします。一番の見分けは、葉が茎を取り巻くようにでていることのようです。自然界には沢山の不思議がありますね。
生えていたのはセティゲルム種でした。
夕方通りかかったらなくなっていたので「処分されたのだなあ」と思っておりましたが、ちゃんとメールで連絡してくれました。
メールって便利ですね。
直接保健所に電話などで連絡するのは、取り扱い時間が限られていたり、電話すること自体に気が引けて、なかなかできませんが、メールなら夜中でも気軽に送れますものね。
ところで、aruga様は「がん早期からの緩和ケアの普及」を目指していらっしゃるのですね。
私は昨年4月に子宮頸がんⅠb-1期で広汎子宮全摘術+リンパ節廓清+両付属器の切除を受けました。
排尿障害と排便障害とキズのかゆみとチクチクする痛みに悩まされていますが、こんな私に適している緩和ケアって、何かあるのでしょうか?(現在酸化マグネシウム1.2g/1日・ベサコリン・エブランチル・プレマリン(ホルモン剤)を飲んでいます)
こんなところできくことではないかしら?
もし、そう思われたら未承認扱いにしてくださって、かまいません(^^)
大変申し訳ないのですが・・・“日々の所感”の範囲で書いていきたいので、個別性のある症状や問題については、お答えすることを差し控えさせて頂くことお許しください。婦人科や泌尿器科の医師も専門分野なので、相談してみてくださいね。お大切になさってくださいね。
これからも、こちらのブログを楽しみにしてます。
aruga様もお体大切に!
そこには、ヒマラヤの「幻の青いけし」と呼ばれる、本当に色鮮やかなけしの花があります。高山植物ですので、東京で見ることは難しいと思いますが、梅雨の一時期にだけ咲く、きれいな花です。とてもあへんの仲間とは思いたくない、きれいなお花で、「アルプの里」の宣伝花です。
ヒマラヤの幻の青いけし・・
とても魅惑的な響きです。
綺麗なのでしょうねえ。
葉のつき方は・・大丈夫なタイプのものなのでしょうか。
見てみたいなあと思いました~