緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

恩師(2)

2012年10月23日 | 医療

しばらくして
5月くらいだったでしょうか。
年賀状が届きました。
例年、直筆だったお名前は印刷され
いつもの一言は残念ながら
書かれていませんでした。

奇妙な感じはしましたが
賀状が届いたことに
安堵していました。

夏・・か、秋・・ 
クラブのOBとたまたま電話で連絡をとりました。

「おう!帰国してたのか~」

帰国通知は出していましたが・・

要件が終わった後
井島先生の最近の様子を尋ねました。

「あれ・・・知らなかった?
 そうか、まだアメリカだと思っていたから
 連絡が行っていなかったんだね。

 癌でお亡くなりになったんだよ。

 年が変わるころ。明けてすぐだったかなあ。
 その後、奥さんも数ヵ月後に癌で亡くなられて。」


お亡くなりになっていた・・
奥様も・・


言葉を失っていました。
(つづきます)

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