緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

恩師(1)不可思議な出来事

2012年10月21日 | つれづれ

大学時代、いくつかのクラブに所属していました。
その一つの顧問をなさっていた井島先生は
血管外科が専門の若き講師でした。
いつも笑顔で聡明で
部員から慕われていました。
私も井島先生には沢山のことを
教えて頂き、まさに恩師でした。

留学を終えて帰国し
その年も例年と同じように
年賀状を出しました。

毎年、何か一言書いてくださり
お正月早々に返事をくださっていたのですが
その年は、中々来ませんでした。
お忙しいのだわ・・
そう、思っていました。

春ごろ、その年の緩和医療学会の抄録に
井島先生のお名前を見つけました。
血管外科の先生が緩和医療学会の
発表の共同演者に??

ちょっと不思議でした。
血管外科は、腫瘍から遠い分野でしたから。
大学を離れてからは
外科一般の指導医でいらっしゃいましたから
そういうこともあるのかもしれない・・
等と思いながら、共通分野ができたことに
喜びも感じていました。
(つづきます)


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