最近、フェイスブックにページを作ってから、
以前、勤務していた大学の麻酔科の教授と繋がることができました。
5年前の記事に
当時、その教授のことを書いていたことを思い出し、
再掲します。
今も、大切な言葉としてここぞというときに使わせていただいています。
「中々難しい方なんです」
がんではなく、難病と長年付き合いながら、症状を緩和して生活をなさっている患者さん。
薬や検査が必要なのですが、急に薬を止めてみたり、増やしてみたり。
原疾患の治療には協力が得られず、症状緩和薬だけが増えてしまう・・
ほとほと困った主治医は、
あまり良好とはいえない関係に
どうしたらいいでしょう・・・と、私に相談がありました。
一緒に話してみました。
実は、自分で何とかしなければと調整しようとされていたのですが
薬のルールが伝わりきらず、もがいていらっしゃるように感じました。
患者さんに、まずは、鎮痛薬の使い方を説明しました。
すると、ステロイドを長期間服用されており、
「鎮痛薬の増量の方法は初めて聞きました。
ステロイドも副作用を考えると本当に難しい薬・・
どうすればいいんだか。
もうわからなくなってしまう・・・」
「・・そのために主治医の先生がいらっしゃるのですよね。
一人で頑張らなくていいんですよ。
あなたには、応援団が一杯いるのだから。」
患者さんの顔がすうっと解れていきました。
緩和ケアチームには
”主治医ー患者関係を良好に保つ”ことを支援する役割もあります。
そうした時に、絶大な力を発揮してくれる言葉です・・
患者さんが対峙してしまっているような構図を時々経験します。
私は、先生の応援団だから・・
この言葉は、ある大学病院で
緩和ケアの立ち上げにほとほと苦慮していた時、
麻酔科の教授が私にかけてくださった一言でした。
その時、どれほど心強く、ありがたく嬉しかったか・・
自分自身で実感していただけあって
ここぞという時の私の戦友のような言葉となりました。
私の父は、膠原病(全身性エリトマトーデス)という持病の上、20年以上前に、膠原病で入院中、心筋梗塞も起こしており(薬の副作用と思われる)、83歳という高齢。そして、前立腺癌。
本人が薬剤師であることで、慌て振りはさほどではありませんが、私のように、医療・医学とは全く畑違いの進路を選んでしまっている人が、複数の病気になってしまうと、ただ、アタフタするばかりでしょう。
先生同士でも応援団がある。
そして患者さんには、先生が(主治医)が応援団の筈なんですけど・・・。
私も自分の応援団に感謝します!
私もコメントで応援して頂き、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
このブログを楽しみにしている人も、先生の応援団です。
最近、教育に疲弊を感じたり・・・研修医の先生のことが書かれていたり・・・やっぱり「先生」なんだなって思いました。
「応援団」と言われるようになるには、認めてもらえる何かがなければ、そうは言ってはもらえないと思います。
努力や人柄だったり、相手の人が瞬間的に感じた何かだったりするのだと思いますが、でも一番の「応援団」は、「家族」なんですよね。
私も、明日言ってみようかなあって思います。
「ちょっと頼りないな」なんて言われたら・・・
でもHappyな1日になるかも知れません。
ブログを楽しみにしてくださっている方が応援してくださっている・・
なんて嬉しい言葉なのでしょう。
ありがとうございました。
そのCMを見ると、なぜか「がんばろう!」という気持ちになるんです。
応援されたら、みんな元気になりますよね。
先生も、「活躍する女性」として、よき母であり、先輩であり、先生でいて下さい。
今日の七夕の願いごと・・
先生が(ついでに私も)、いつも輝いた女性でいられますように・・・
いつまでも若い先生でいて下さい。見えない応援団が、きっといっぱいいます。
支えてくださる言葉の数々。
また、もう少し成長していけそうです。