昨日は、緩和医療学会の専門医認定制度委員会、最後の委員会でした。
専門医更新に関すること
暫定指導医・認定研修施設の3年ごとの報告書について
5時間ほどで終了しました。
準備委員会から関わらせて頂き、約2年半。
一番大変だったのが、
1回目の暫定指導医・認定研修施設の審査部会でした。
年明け早々の金曜日、出張届を出してはおりましたが
通常の仕事を14時までに終わらせ(仕事量は同じ)
審査部会が16時から始まって、23時半に終了。
翌日にも、仕事の後、委員会が開かれ・・
私などはまだ交通の便という意味では
移動時間が少なくてすみましたが、
審査に神経を使っていたこともあり、
ぐったりしてしまったことを思い出します。
4月には、専門医第一期生の医師が誕生します。
書類審査も、口頭試験も筆記試験も
本当に難しく、20~30%の合格率でした。
第一期生の方々は皆さん、優秀な方ばかりです。
他の学会では
専門医制度は名ばかりの制度で
学会の金集めではないかと
批判されたこともあるようです。
でも、緩和医療学会の専門医は
専門性が極めて高く
誇りに思って頂ける専門医だと思います。
我々委員は、試験は受けられませんので、
当面、専門医制度の黒子で支えていきます。
こうした制度整備が緩和医療の発展に繋がりますよう
力を合わせていきたいと思っています。
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実は、市民病院の主治医の先生に緩和ケアを受けたいので、外来がある病院に紹介状書いてくださいとお願いしたら、まだ全然早いと言われびっくりしました。今の緩和ケアのことが、広く世に浸透して、たくさんのがん患者に希望をもたらしてくれることを願います。頑張って下さい。
お書きくださったことは、現場でよく遭遇するシーンです。
まだまだ、残念ながら早期からの緩和ケアのコンセプトは広がっていません。
時に、主治医の先生が、緩和ケアがどうかということを越えて、あなたにはまだ頑張れる力があるというメッセージを送る気持ちで、まだ、早いと言われることもあるようです。これも、一つの優しさの表れなのかもしれません。
が・・治癒の見込みに左右されず、どんどん利用して頂けるとよいのになあと思います。
それには、私達緩和医療に携わる者が、痛みや体の症状だけではなく、心理支援や社会的資源の活用など幅広く役に立つ職種である努力をしなければならないと思っています。
エールを頂き、本当にありがとうございました。頂いた言葉、大切にしていきます。
症状がなく、普通の生活を送り続けられることができますように。
今、緩和ケア外来を受診しました。ドクターと二人のスタッフが、一時間以上も懇切丁寧に話を聞いてくれ、これからの治療について考えていただけました。緩和ケアと治療を同時に行うことにしたので、こちらの病院に転院することにしました。私は糖尿病もあるので、内科に来ています。その後、泌尿器科に行って骨に悪性細胞を付き難くする注射を打つそうです。いままでよりずっと安心して、治療を受けられると思います。やはり、緩和ケア外来にきて正解でした。これから、とても心強くやっていけそうです。頑張ります。先生の努力が実ることを祈っております。
以前から度々訪問させて頂いていました。
専門医の試験の合格率が20~30%と言うのは、なかなか厳しい世界ですね。
少しでも、緩和ケア専門の先生が増えてくれたら、患者側から見ても助かります
。
私自身、癌ではありませんが麻酔科等の治療が必要で、色々と情報を集めていま
す。
私は、エーラスダンロス症候群と言う病気で、関節が緩く脱臼しやすいのです。
ただ、関節が緩いだけなら良いのですが、全身の関節や骨に痛みが出てしまい、
とても辛いのですが、レントゲンや血液検査で解るものでも無く、結局の所主治
医から言われるのは「我慢するしかない」と言われました。
現在、地元の病院と大学病院に行っていて、昨日の大学病院の診察で、麻酔科の
中でも緩和ケアを得意としている先生に診てもらうのが良いのでは?と言われ、
来月行く予定です。
まだ20台になって間もないのに、緩和ケアの言葉を出されてショックでしたが、
親の事を考えたら、申し訳なくて…
それと、今まで「どうにも出来ない」とか「無理、我慢して」と言われ続けて何
だか不安です。
すみません、長々と書いてしまいました。
でも、専門の先生が増えてくれたら、癌じゃなくても痛みを抱えている私のよう
な患者も診てもらえる機会が増えるのでは?と思った次第です。
支持組織の過伸展と負荷となると、炎症度がつよいがん疼痛とは疼痛の病態が相当異なってくると予想します。
一言でまとめることができる痛みは、実は沢山の異なった病態の束だと感じます。
お察しするのにあまりある辛い日々もおありだったことでしょう。
来月の受診、よい方向に進みますように。
痛みや苦しみに耐えることが治療ではなく、
痛みや苦しみから開放されるのが治療だと
思います。痛いものは痛いと遠慮なく主張
して、いろいろな治療の選択肢を探してみ
てください。
もう何年も痛みを我慢して、主治医からはいまだに「そんなに痛いのですか?」とか「仕方ない、我慢して下さい」と言われます。
あまりに辛くて、大学病院の先生に状況を説明して、暫くの間、大学病院に行く事になりました。
サジタリウスさんの、「痛みや苦しみに耐えることが治療ではなく、
痛みや苦しみから開放されるのが治療だと
思います。」という言葉、すごく身に沁みました。
そうですよね、耐えなくても、我慢しなくても良いんですよね…その言葉を聞いて安心しました。
良い方向へと進む事を信じて頑張ります。
サジタリウスさんも、治療頑張って下さい。
痛みとか苦痛が軽減されますように…
shiraisiさんは、お若いそうなのでこれから情報収集を密にしていれば、必ず自分に合った治療方法に出会うことができるでしょう。あるいは、新しい治療が開発されるのではないでしょうか。科学の進歩と同じように医学も常に進歩しているようですから。
私は、緩和ケアという治療に希望を持っています。例え、やることが今までとさほど変わらなくても、いつでも痛いと言えるということで安心感があります。また、周りにも臆すことなく緩和ケアを受けていると言えるようになりました。
arugaさん、どうか今のお仕事に誇りを持って突き進んでください。そして、緩和ケアが発展拡大する事を祈っております。