最近、とても強く思うこと。
見えないものにこそ、大切な意味がある
沢山の見えるものに囲まれていると、
見えないものはその次になっていきます。
見えるもので目は止まってしまい、
見えないものは見えなくなってしまいます。
●癌は見えるものを相手にします
CTやMR画像に映る腫瘍
シンチのスポット
病理組織の異常細胞
血液に流れるブラスト細胞
腫瘍マーカー
採血データ
こうした見えるものの先には
沢山の見えないものがあります。
●見えないもの
あなたの心
あなたの痛み
あなたの辛さ、葛藤・・
あなたの喜び、満足・・
研ぎ澄ました感覚で、
それを見ようとする心を持ちたい・・
気付ける心を磨きたい・・
こんなにも長くお付き合いくださっているなんて、本当に嬉しいです。
お読みくださり、感謝です。
そして、とても、悲しみを感じるコメントでした。
薬剤師とお書きくださっているゆうこさん。
お父様が残してくださったことを、意味があることに変えていけるのも、ゆうこさんかもしれません。
学生の頃から緩和ケアについていろいろ考えてきました。
見えないものに気づける目を持ちたい。
私も薬剤師としてというより、人間として人の痛みに気がつける人になりたいと思っているのですが、話を聞いて欲しい人も居れば、触れてほしくない人もいて、いろいろと悩むこともあります。
触れて欲しくない日とでも実は誰かに打ち明けたいとか、知りたいことがあるとかあるのではないかと父をみて思いました。
父は悪性リンパ腫でこの世を去りました。
病気のせいではなくて薬のせいで。
なぜ医師たちは高額の薬を使いたがるのでしょう?
なぜ医師たちは患者や家族にきちんと説明しないのでしょう。
薬代を支払う時に高すぎて払えないとか、借金をしないといけないとか中には家族に迷惑かけてると泣き出す人も。
先生のように真摯に物事をとらえようともせず論文のために患者をモルモット扱いする医師があとをたたないことに疑問を感じざるをえません。
医療費削減という名のもとにジェネリックを強要し、自宅介護や看護を推進する一方で高額な医薬品の申請を次々認可する厚生労働相のやり方にも疑問を感じざるをえないし。
副作用で苦しむ人を何人も見てきました。
「命が助かるなら皮膚が崩れるくらい平気だよ。」
「命が助かるなら食べ物の味がわからなくても砂を噛んでるようでも我慢しないとね。」
などなど。
かける言葉すら見つかりません。