今年も、帝京サマースクールを7月22日に開催しました。
2人に一人ががんになる時代。
病理体験で、がんを観察!
ごつごつ、ばらばら、塊って、子どもたちのキーワード。
でも、がんになっても対処できます!
体に負担をかけない腹腔鏡体験。
おまけを切り落として実感!!(写真)
手術室には見学では、
麻酔科医、看護師など
手術をする外科医以外にも沢山のヒトに会いました。
これは安全にできるよう取られている体制。
ダビンチロボットは、
精度を高めるために大活躍。
外来化学療法室では、
入院しなくてもできる薬物治療。
働きながら通ってくる患者さんもいらっしゃいます。
皆座った、リクライニングの椅子は快適でしたね!
放射線治療室では、
一人、寝てみたよね。
それで治療ができるんだよ。
そして、内科体験実習では
太郎さんの話を聞いて、
辛そうな人に声をかけることは
皆にできることだよって聞いたよね。
そう、がんになっても対処できます。
でも、その前に、さらにできることも勉強したね。
病気になる前にできること、
予防!
お酒やたばこ、運動はがんに影響があって、
魚のコゲはがんとは関係ないってクイズも
あったね。
この話をしてくれた先生は、
カニの絵を頭につけてた・・
そう、がんは英語でcancer。
cancerって言葉は、カニって意味もあるの。
ヒポクラテスが、
がんの広がり(浸潤)が
カニが手足を広げた姿に似ていたことから
がんをカニ(cancer)って呼んだとか。
栄養のバランスも大切・・
で、お昼には、夏野菜を煮込んだ
ラタトゥイユとサンドイッチとフルーツ
後、唐揚げとポテトもあったね。
カニの先生のお話しには、
検診の話もあったね。
皆も自分の体に興味をもって、
大切にしよう。
ただね。
体を大切にしていても、
病気になるときはなる。
でも、それは取り組みの失敗じゃない。
もし、身近にがんになった大人がいても、
心配ないよ。
将来、君たちが大人になって病気になったとしても、
大丈夫。
病気があるかどうかではなく、
心と体がよい状態なら
健康なんだよ。
そのよい状態の事を、Well-beingっていうって、
伝えたよね。
難しい言葉だけど、覚えてほしい。
病気になっても、
心と体がまあまあいいんじゃないかなって
状態であればOK
逆に、例えば、
胃の病気なのに、心も辛くって、
体中がだるかったり、痛かったら、
医療のサポートがちょっと必要。
もし、大切な人で、
がんの人がいても、
Well-being目指して
健康に暮らすお手伝いができます。
皆もできることが沢山あったよね。
どんな言葉をかけてみる?
皆沢山書いてくれたね。
大丈夫?
お手伝いしましょうか?
できることありますか?
そう、皆も「助け人」になれるんだよ。
将来、あなたが病気になることがあっても、
健康に過ごせることを思い出してください。
よりよく生きることを支える
病院の取り組みがあります。
それを体験実習と病院見学で見てもらったよね。
帝京サマースクールで体験して、
気づいてくれたかな。
がんは対処できるということ。
自分のからだに興味をもって、大切にしてほしいこと。
あなたも、社会の一員として「助け人」になれるということ。
がん教育っていうけれど、
がんを教育するんじゃなくて、
がんで教育するってこと。
がんを通して、
健康に過ごすこと、
体って大切だってこと、
助け合えるってこと
などを伝えたいんだよね。
がんって難しい病気を通して、
ヘルスレジリエンス(しなやかに健康に生きる)を考えるのが、
大切だなあって、5年間子ども達に接していて思ったのでした。