7月27日は、大学と大学病院を使った
帝京サマースクールでした。
毎年、夏休みの土曜日一日を使って開催している
呼び込み型小学生がん教育プログラム。
出前式がん教育(小学校に講師が出向くもの)が始まる前から、
小学生に来てもらって、
がんやその治療やケアについて学んでもらうことを
是非とも実施したい!!!と企画書を書き、
私が大学中を走り回って
大学の承認と担当各所の賛同を集め、
開始にこぎつけ、もう7年になります。
最近は、例年そうなのですが、
口コミで広がり、
申し込み開始5分ほどで
定員45~50人が満席となってしまいます。
今年も元気な小学校5年生、6年生が来てくれました。
2015年には子供たちと保護者の同意をいただき、
動画を作成しました。
帝京サマースクール2015
今年の参加者の中に・・・
2年ほど前に、小学校3年生のころに
お目にかかったことがあった女の子が
申し込んでくれました。
2年ほど前に会ったときは、
長い髪を結っていたのですが、
久しぶりに会って、
ショートカットになっていて、
とてもボーイッシュで雰囲気はがらりと変わり
誰だかわからないほどでした。
帝京サマースクールも最後の
クロージングレクチャーとなったとき、
ここから保護者の方には入っていただけるのですが、
そのボーイッシュになった女の子のお母さまから、
実は、ヘアドネーションしたこと。
31㎝以上髪を伸ばし、つい最近、ばっさりと切ったこと。
ヘアドネーションと帝京サマースクールと合わせて、
夏休みの自由課題としてまとめてみようと話し合ったことなど
教えてくださいました。
これには、本当に、本当に、
驚きました!!!
10歳ほどの女の子です。
小さな身長で31㎝まで髪の毛を伸ばすには、
随分時間も必要だったでしょうし、
誰かの役に立つことができたら・・・という気持ちや
がんの治療で髪が抜けた子供たちに思いをはせたり、
なぜ、髪を伸ばしているか学校の先生に了解をもらったり、
沢山のことがあったのではないかと思うと、
その決心に心が熱くなりました。
きっかけは、お母さまが一緒にやってみよう
と声をかけたことだったのだそうです。
でも、お母さまは、伸ばしている間に
切れ毛などで断念されたのだそうです。
楽しそうに話してくれた女の子。
素敵だなあ・・・と感嘆しました。
27日は来てくれて、ありがとう!!
ヘアドネーション:
ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
もともとはアメリカの団体Locks of Love[1]などが行っていた活動で、日本では2009年にNPO法人Japan Hair Donation&Charityが活動を開始した。 当初は認知度の低さから髪の毛の寄付が少なく、最初のウィッグを提供するまで4年を要したが、水野美紀や柴咲コウなどの有名人が参加したことにより認知度が上がり、寄付が急増した[2]。
寄付する髪の毛は、原則として31cm以上(『つな髪プロジェクト』は15cm以上)の長さがあることが条件。
『ウィキペディア(Wikipedia)』ヘアドネーションから抜粋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3