がんの転移による圧迫骨折の労作時激痛に +++++++++++++++++++ で、患者さんに 説明しました。 粉砕も可能であることを確認しました。 で、朝1錠、昼1錠、夕1錠、眠前2錠としました。 すぐに、体位交換時、10のいたみが5/10まで下がりました。 いや~ 効くだろうとちょっと期待はありましたが、 中枢性筋弛緩薬で、GABA(ギャバ)B作動薬です。
NSAIDs+オピオイド+バクロフェンが
9例のうち、8例著効でした。
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「オピオイドと同時投与ではとても効いたのだけれど
あなたの痛みはがんではないから
オピオイド以外でまずは徐痛を試みましょう。
バクロフェン単独でどこまで効くかわからないけれど
チャレンジする意味はあると思う。
ただ、保険適応は、痛みにはありません。
副作用は胃もたれ感。
大量に投与すると脱力感。
でも寝たきりなので
これは副作用として感じがたいかもしれません。
代替薬としては・・・など、など・・」
メリット・デメリットを説明し、承諾を得ました。
まずは、バクロフェン5mg/錠 3錠分3から
翌日くらいには、
「日中は、かなりいいけど、夜間が以前と同じくらい痛い・・」
これが、劇的!!
苦痛がなくなったと表情和らぎました。
主治医もその効果に驚きの顔!
単剤で、ここまで、効くとは正直思っていませんでした。
これは、神経の興奮を鎮める作用があります。
(GABA入りチョコが心を静めます
って宣伝見たことありませんか?)
神経の痛みに効果がある鎮痛補助薬として
教科書にも出てきます。
比較的電撃的な疼痛に効きやすいと。
がんでは、経験済みですが
良性疾患の骨折に
オピオイドなどの併用もなく
ここまで効くとは、すごいことでした。
今では、体位交換時3/10くらいです。
患者さんに感謝されたことが何より嬉しいことでした。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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バクロフェンの癌性疼痛に対する投与は、先生方の
間ではごく一般的なことなのでしょうか?
応援してくださってありがとうございます。あまり役に立つコメントができず、申し訳ないです・・お父様、痛みが少しでも楽になるといいですね。
ぺがさす先生
一般的というほど汎用されている薬剤という印象ではありません。テグレトール、リボトリール、トフラニール、トリプタノール、アモキサン、メキシチールあたりが鎮痛補助薬としては一般的かなあと思います。バクロフェンは、教科書には載っていますが、自らチャレンジすることは少ない薬剤だろうと思います。しゃっくりなどには使うこともあるかと思いますが。