自分の所為で弟が死んでしまった・・
だから、孫の面倒も、預かった以上責任があるのよ。
そう、A先生はおっしゃいました。
4歳の時の記憶。
普通の方なら、断片的な程度でしょう。
そこまで鮮明な、そして、心の動揺も消えることはないという
なんと、残酷なものなのだろうかと
何気なく話をされ始め
心に準備がなかった私にとって
体が絞られるようでした。
その後、多くを語られませんでしたが
医師になられたことや
若い医師の育成に力を注いでいらっしゃる様子は
そうした出来事に裏打ちされているのかもしれないと
推測しました。
緩和ケアに従事しているものは
何かに突き動かされているような
強さがあるなあとかねがね印象を持っていました。
でも、これはもちろん緩和ケアに限ったことではありません。
このA先生にも同じものを感じていました。
ご自宅のことも、病院の診療も
本当に熱心に力を注がれていました。
このような背景をお持ちだったんだ・・
納得しました。
普通に過ごしているようで
人はそれぞれに色々なものを背負っています。
ふと、新見南吉の
でんでんむしの詩を思い出したのでした。
明日この詩をアップできればと思っています。
悲しい話ですが、素敵なブログですね。
また、訪問させていただきます。