11月の第1週は、
予想もしなかったことが幾つか続き、
中々きつい一週間でした。
特に、ゲストエディターとして参加していたある特集号で・・・
はあ??・・こんなのあり??・・
裏側は、こういうからくりなの??・・
ということが勃発。
丁寧だけど言いたいことが
きちんと伝わる英語を書くのは、
本当に、難しい・・
ところで・・
医療の中でも、
色々な情報が押し寄せてくるとき、
混乱しそうになることがあります。
頭の中で、何かがぐるぐる回っているに
考えがまとまらなくなったり、
無意識に、どうにかしなくてはって、
焦ってしまったり。
病名や治療のことを聞いた後の
頭が真っ白になったときなど
個々で差はありますが、戸惑いとともに、
こうしたことが少なくないものだと思います。
そのような時は、
ゆっくり、ゆっくりね。
ゆっくりと一緒に考えましょう。
って、声をかけることがあります。
英語でこんな言い回し方を見つけました。
Give your heart a little time.
お花に水をあげるような感覚になりました。
自分を自分でほめるって言葉もありますが、
自分で、自分の心に時間をかけてあげよう・・
緩和ケアは、一人、一人のセルフエフィカシー(自己効力)を
高めることをめざします。
誰かが何かをしてあげる・・というより、
何かがあったときに、自分で自分に対処できるように、
その対処方法を探しながら一緒に歩んでいくのが役割です。
もちろん、そうした時に、苦しさがあると
セルフエフィカシーどころではありませんから、
そのための鎮痛などの症状緩和です。
あなたの心に・・・と、あなたという言葉があると、
ああ・・自分で自分の心を調整しなくてはいけないのねって
わかりやすいなあと思います。
この一週間・・
何とか混乱は過ぎましたが、残った宿題があります。
一歩下がって、深呼吸をして、対処を考えると、
結構これでよかったかもと思えるようになりました。
患者さんのセルフエフィカシーを考えるようになって、
自分の心も太くなったなあと思います。
これも、沢山の患者さんたちのお蔭です。