緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

公平な行動とPassive-aggressiveな行動

2018年06月18日 | 医療

人に対し、何か悪いことを仕向ける場合、
積極的なことを
イメージしがちです。

一方・・

声をかけられても、無視をしたり、
時間の約束をしていても、待たせたり、
しないことで、実は攻撃しているが
あります。

忘れたふりをしたり、
わざとゆっくりしたり、
集団の中で、一人だけ役割を外したり、
連絡や話し合いから遠ざけたり。


Web上では、不機嫌な気持ちになると受け身的なやりかたで攻撃感情を表現し、あてつけや抵抗を示す
Wikipedia
といった一文も認められます。

それを受けた方では、
その時は、それが攻撃だとは感じないことも多いのでしょう。
他の人と違うとか、
何となく、不快な感じがしてきて、
あれっと思うように、時間がかかるのも
特徴なのかもしれません。





Passive-aggressive behavior
受動的攻撃行動

病的性を持つと、
パーソナル障害に入るようですが、

これを、精神科の医師から教わってからは、
そういう目線で観察するようになったせいか、
結構、気づくことがあります。


ささやかなPassive-aggressionは
日常の色々なところで見かけ、
時に、それが駆け引きに使われ、
排除的な印象を与えます。


しないことでの攻撃・・・


色々な行動パターンがあり、
なるほどなあ・・と思います。



公平に動くということは、
意識して、こうした行動をとらないことなのだと思います。


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