緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

露天風呂場番付~旅館の一番良い部屋からは・・

2006年07月17日 | つれづれ

露天風呂番付ってご存知でしょうか。1981年に旅行作家で、温泉評論家でもある野口冬人が作成したのだそうだ。

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午後、リラックスして本などパラパラ見ていて、ふと温泉気分になった。そして、5年ほど前の結構強烈な思い出が甦ってきた。緩和ケアとはちょっとテーマが異なるが、休日ということで・・

露天風呂番付 西の横綱の湯原温泉に行った時のこと。
湯原温泉の「砂場」という名前の露天風呂は、川辺にある。
こんな感じ。
その対岸にある旅館「八景」に泊まったのだが、たまたま一番良いお部屋が開いておりましたと言われ、通された部屋は、真向かいが混浴露天風呂「砂場」だった・・
明るい内から、砂場は混浴状態。女性もバスタオルを巻いている方から、ちょっとだけ覆っている方まで全部見えてしまう。そういう女性の間を何気に楽しんでる男性、声をかけている男性、人間模様まで伝わってくる。中には、何も巻いていない男性もいる・・
こういう光景をいっしょの露天風呂で共にするのではなく、旅館の部屋から共にする(?? 自然と、見えてしまう)のが、とても奇妙な感覚だった。こんな旅館もあるんだ・・と絶句しながら、あまりのいごごち悪さに、旅館の露天風呂に向かった。
夕闇となり、目のやり場には困らなくなったが、「砂場」では、人間模様はさらに続いている気配があった。

料理長は料理の鉄人に出演したことがある方だったようで、食事も大きな売りになっていた。とても美味しかったのだが、強烈な混浴の光景には、ややくすみがちだった。

この部屋ご指名のひそかなリピーターが、絶対いるだろうなあと思った5年前の出来事だった。

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