代議員に就任された先生にお手紙を出したところ、思いがけない返信を多数頂きました。
その中には、このブログを20年来読んでいますと書いて下さった先生も。
20年!!
何て嬉しいことでしょう!
何て嬉しいことでしょう!
20年前は緩和ケアの専門家ではなかったかもしれません。
その月日で緩和医療に従事するようになり、今や代議員にもなられ、そのプロセスをブログと共にしてくださったことは感慨深いものがあります。
ところで・・
緩和医療学講座の大学院生として過ごしてくれたH先生
論文アクセプトされ、学位を無事修得!
お疲れ様!!
お疲れ様!!
医学博士号、本当におめでとう!!
講座を立ち上げ、4人中4人が学位修得!!
国内の医学博士修得率は半分位。
これ、本当にスゴイことなんです。
頑張ったのは学生さん達なんですけど・・
ちょっと自慢・・
H先生は院生4年間後、元々所属していた大学医局への帰局を延長して、教員として1年間勤務してくれました。
そして、この3月、晴れて帰局することとなりました。
預かっていた立場としては、無事、学位が取れたので肩の荷が降りました。
預かっていた立場としては、無事、学位が取れたので肩の荷が降りました。
専門医を取るための準備は概ねできたようですし。
元々のベースは、外科医のH先生。
緩和ケアチームでの勤務を始めた頃・・
カンファレンスでのプレゼンで・・
患者さんの癌治療は終了、緩和ケアになります
同じ頃、別の拠点病院 緩和ケアベテラン看護師さんまで同じ説明をしている様子を偶然聞き、もう、びっくり・・
いやいや違うでしょ。
患者さんはずっと、癌治療をしながら、緩和ケアも受けてたのでしょ。
がん治療の早い段階から緩和ケアなどと言われるようになっても、実際に、医療者がこう表現してしまうものですから、社会は変わりません。
患者さん方がこう聞くと、
癌治療→終了
緩和ケア開始→
と思われて当然・・
え・・私、辛さへの対処してもらえていなかったんですか?
と、不安に思う患者さんがいるかもしれません。
実際は、
癌治療→終了
緩和ケア→→→→
ということ
ということ
癌治療の代わりに緩和ケアが始まったわけではないでしょ
今まで先生は抗癌治療中もしっかり患者さんの苦痛に対応してきていたじゃない?
H先生はそれ以降
癌治療は終了しますが、緩和ケアは今まで通り継続し、専念することになりました。
最近は短く、
癌治療は終了し、緩和ケアに専念することになりました。
と表現するようになりました。
と表現するようになりました。
そうそう、言いたいことがこの短い「専念」にきちんと反映されています。
言葉は本当に大切。
たったこれだけのことで、不要な心配をする患者さんは激減します。
スキルも多様な場面を通して応用力もつきました。
様々なところで花を咲かせ、種をまいていってくれる次世代の人々・・
長い間、お訪ね下さり、本当にありがとうございます!
ご主人のこと、その後のこと、ご自身のこと、沢山の変化の中で変わったことも変わらなかったことも、お有りだったことだと思います。
そのような中、緩和ケアにずっと心を寄せてくださり本当にありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします!
aruga