男性 「何か食べに行こうか?」
女性 「何でもいいけど・・」
男性 「じゃあ、中華は?」
女性 「ええ・・?・・・中華?」
男性 「じゃあ、とんかつ」
女性 「もっとさあ・・夏だから、さっぱりしたものとか」
男性 「じゃあ・・寿司は?」
女性 「軽い方がいい・・。蕎麦とか・・」
男性 「(最初から蕎麦って言えばいいのに)
・・・・蕎麦にしよう・・」
・・・・蕎麦にしよう・・」
意思決定におけるジェンダーの差は一般的にも特徴があるといわれています。
一言でいうと、
男性は結論
女性はプロセス
男性は結論
女性はプロセス
を求める傾向にあると・・
上記の例のように、
男性の発言は、結論(中華、とんかつなど)が形を変えて登場してきます。
女性は性質とか条件(さっぱりしたもの、軽いものなど)が登場します。
プロセスをたどるとは、
「何」ではなく、
「どのような、なぜ」
という背景から、
結論を導き出していくこと、
つまり、対話の中で、
「何」を探索していくことを指します。
このジェンダー特性は、
医療の話し合いにも
しばしば感じます。
結論を求めたい男性と
話し合いたい女性。
ただ、
医療のようにいのちがかかわる重大なことになってくると、
ジェンダーの差といったような大きなくくりにならず、
一人一人の特性が現れてきます。
今、目の前の方は、
どのような決定プロセスを
のぞんでいるのか
見定めながら
見定めながら
ナビゲートすることが
医療者には求められると
医療者には求められると
本当に、実感します。
例えば、抗がん治療、どのように選択していくか・・
治療効果の数字
副作用の頻度
医療保険を含めての金額
判断するための様々な根拠
そうした客観的な情報を
優先的に望まれる方がいらっしゃる一方で、
不安な漠然とした感情
困難さを感じている背景
そうしたことを話し合い
決めていきたい・・
納得のプロセスの個別な差をどれだけ把握できるかということは
納得のプロセスの個別な差をどれだけ把握できるかということは
実は、簡単なことではありません。
説明が足りない
もっと寄り添ってほしい
医療の説明には、こうした言葉に代表されるように共通しているのですが、それをかなえるためには、実は一人一人への個別な対応が求められます。
話し合う内容だけではなく
プロセスのあり方も
ともに探索するという姿勢を意識すること
立ち止まりつつ、
立ち止まりつつ、
投げかけつつ、
シェアするということが
シェアするということが
Shared decision making(SDM)
のコアにあることを