緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

日本緩和医療学会PEACEプロジェクト

2008年07月30日 | 医療

医師の方への情報提供です。

がん対策基本法で、すべてのがん診療に関わる医師は
緩和ケアの研修を受けることを謳っています。

これを受けて、厚生労働省の委託事業として
日本緩和医療学会では、
まず、指導者養成のためのトレーニングコースが予定されています。

PEACEプロジェクト

身体症状緩和と精神症状緩和の2つのプログラムのいずれかを選択するのですが、
7月14日から公募が開始されています。



このPEACEプロジェクトの前プロジェクト
EPEC-Oのトレーニングを受講したものは
学会推薦指導者として一覧になっているのですが、
かなり地域差がでています。

石川、島根、香川は0人、その他1人という都道府県もあります。
このEPEC-Oの時は、
がん対策基本法はまだありませんでしたので、
純粋に緩和ケアを学び、今後の指導に生かしていきたいと思った医師が、
切磋琢磨するために積極的に参加しました。



今回の公募も、東京や大阪など緩和ケアに関わる医師の数が多いところは
申請も多いと思いますが、
都道府県がん診療拠点病院が決定し
全国で緩和ケアの研修を開催しなくてはならないことを思うと
PEACEプロジェクトにも広い地域から申請を出してほしいと願っています。



また、一般市民の方々へ。

EPEC-Oのトレーニングを受講した学会推薦指導者は
かならずしも緩和ケアの医師ではなく
外科や内科の医師も沢山入っています。

受講者したからといって緩和ケアの技能が保証されるものではありませんが
少なくとも、自ら、2日間の休暇をとり、
泊り込みの合宿に参加した、緩和ケアを勉強したいという思いをもった医師です。

困ったと感じたとき、このリストを利用して
ご相談してみてもよいかもしれません。
きっと、親身になって話を聞いてくれる医師だと思いますので。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ROOKIES | トップ | 亜鉛欠乏とその対応 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
驚きました (アン)
2008-07-31 20:59:40
私の県は、2人でした。緩和ケア後進県なのですか?救急や産科は盛んに医師不足と言われていますが、緩和ケアもそうだとすると、入り口、出口、急なとき・・・保証なし・・語呂はいいのですが。
返信する
アンさん (aruga)
2008-07-31 22:10:01
コメントありがとうございます。EPEC-Oは、開催地に偏りがありますから、その県の緩和ケアの取り組みをかならずしも反映しているわけではありません。ただ、傾向はくみ取れます。医療の必要な時を、「保証なし、入り口出口、急ぐとき」とは、5-7-5でよいリズムです・・悲しい・・
返信する
まずは・・・ (れいな)
2008-08-01 11:11:42
とりあえず秋のEPEC-Oに参加することにしています。
それからですよね…きっと。
同時期に臨床死生学会が行われるので、そちらに参加しようと思っています。
返信する
北海道ですね (aruga)
2008-08-01 21:43:11
独自性を持って一つの文化圏をつくっていますよね。北海道の方々の推進力はいつも敬服しています。
返信する
学会推薦指導者 (itopie)
2008-08-04 23:20:12
一昨年(2006年)7月、第2回EPEC-Oトレーナーズワークショップに参加しました。有賀先生とも同じグループだったと思います。当時は先生に高校生のお子さんがいらっしゃるとはとても思えませんでした。
EPEC-Oのトレーニング受講者は医師だけでなく、看護師や私のような薬剤師もいました。学会推薦医師ではなく学会推薦指導者とするのであれば、医師だけでなくその他のコメディカルも一覧に加えていただきたかったナと思いました。この2年間で緩和ケアの環境も随分変化しましたね! 先生のブログをみて自分のやってきたことは「負け組」ではなかったと思い返しています。
返信する
itopieさん、こんにちは。 (aruga)
2008-08-06 00:09:13
学会HP上のタイトルがなぜ、医師だけで、学会推薦指導者なのか、通達文の文言なのかもしれませんが、機会があったら聞いてみます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事