緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

研修医からのラブコール

2006年08月09日 | 医療

JICA先生とエレベーターを待っていたら、
「先生。研修医2年目の○○と言います。突然ですみません。9月から先生のところ回りたいのですが、お願いできないでしょうか」
ん?

当院の初期臨床研修医は6週間を1クールとして固定されたコースと、自分で選択した診療科を回るコースで2年間の研修を組み立てる。

「選択で○○科を回ろうかと思って先輩に相談したら、緩和ケア科が勉強になると勧めてくださって・・」

こういう時の心境は、中学生のころ放課後告白されたときの、胸キュンに似ている。(って、そんな嬉しいことがあったかどうか、すでに記憶にないのだが・・)

私が緩和ケアを専門にし始めたとき、緩和ケア科なんていうと、「何それ?」「ああ、モルヒネ使う奴!」「何か宗教みたいなやつでしょ」なんて、散々な表現をされてきた。 緩和ケア病棟やホスピスが認知されはじめて、最近は「お看取りのね」と、やや医療に近づいたといいつつも、「介護でしょ」何ていうのもある。 院内では、お蔭様で、症状コントロールの専門家と言っていただけるようになってきたのは救いであるが。 
勉強になるから・・何て言っていただけるとラブコールを頂いたみたいで、ホント嬉しい!

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