久しぶりに書軸を買い求めました。江戸時代後期の公家で中山権大納言愛親卿の書。
歌題は「祝言」で「みちひろき 君がめぐみにたみやすく くにゆたかなる 御代のかしこさ」
時の天皇である光格天皇の祝い事で詠まれた歌でしょう。
この中山愛親という公家はある政治的事件で名を残していますが、それは「尊号一件」。
光格天皇は閑院宮家から帝位に即位された天皇で、父君は閑院宮典仁親王です。
この時代、親王は大臣より下座になるため、それが忍び難かった天皇が父君に太上天皇号
を贈位しようとして、幕府に諮ったところ、幕府はこれを認めず、この顛末につき、
当時、天皇の側近にして議奏だった中山愛親が幕府から閉門蟄居を命じられたという事件。
なおこの中山愛親の四代後に、明治天皇の御生母である藤原慶子が出て、愛親には明治17年、
従一位が追贈されています。
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歌題は「祝言」で「みちひろき 君がめぐみにたみやすく くにゆたかなる 御代のかしこさ」
時の天皇である光格天皇の祝い事で詠まれた歌でしょう。
この中山愛親という公家はある政治的事件で名を残していますが、それは「尊号一件」。
光格天皇は閑院宮家から帝位に即位された天皇で、父君は閑院宮典仁親王です。
この時代、親王は大臣より下座になるため、それが忍び難かった天皇が父君に太上天皇号
を贈位しようとして、幕府に諮ったところ、幕府はこれを認めず、この顛末につき、
当時、天皇の側近にして議奏だった中山愛親が幕府から閉門蟄居を命じられたという事件。
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