黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

チベット その3

2008-03-28 22:08:27 | Weblog

チベットのこうした惨状は戦後の歴史の中で何度かのチベット人蜂起によって
世界から注目されることはあっても、それによってチベット民族が望む方向へ
動くことはありませんでした。いつの間にか落ち着けば忘れられていったのです。
沈静化・・・これはイコールチベットの惨状が忘れ去られることなのです。

そして2008年、チベットの人たちは再び蜂起しました。
中国共産党はこれを軍隊をもって鎮圧しています。
そして厳しい報道規制を敷いて外国メディアには何が起こっているのかを
晒さないようにしています。

日本政府は公式見解として中国を非難する声明を出していません。
他の国も強い調子で中国を非難しようとはしていません。国連もまたしかり。
中共政府を下手に刺激したくないのでしょう。

遠い昔の話ではありません。今まさに起こっていることなのです。
世界は再びチベットを見捨ててしまうのでしょうか?
それとも世界はチベットを救うことができるのでしょうか? 


 当ブログは仏教国チベットに対する中国当局の蛮行に
強い憤りを感じます。 チベットに自由と平和を!


チベット その2

2008-03-27 21:45:53 | Weblog
チベットは好んで中国の傘下に入ったわけではありません。
ある日突然自分達の国に人民解放軍がなだれをうって侵略してきたのです。

そしてチベット民族は自らの国に住んでいながら中国共産党によって
様々な弾圧を受けてきました。そしてそれに抗する人々は容赦なく
投獄され拷問を受け思想教育を受けさせられ、それでも抗する人は
虐殺されたのです。

今、チベットの人口比率はチベット民族の600万人に対して中国人の750万人と
なっていて、しかもチベット民族は出産を制限させられています。青蔵鉄道の
開通によって中国人の移民はますます多くなるでしょう。
自分たちの国が他国民によって乗っ取られるのです。