京都は春秋に普段非公開の寺院仏閣等が特別公開されますが、そのうちのひとつ、尼門跡寺院の
三時知恩寺を拝観しに行きました。今日が最終日でした。三時知恩寺は京都市上京区、同志社大学
新町校舎のまん前にあります。この付近は三時知恩寺の他にも宝鏡寺・慈受院・宝慈院・大聖寺など
尼門跡寺院が集中している場所です。拝観時間は午前9時から。京都古文化保存協会の主催で
行われる公開で、大学生のボランティアが解説してくれます。
三時知恩寺表門 ※この写真のみ昨年2月の撮影
「三時」は戦国期、後柏原院の勅命で宮中昼夜六時勤行のうち昼三寺はこの寺で行うようにと
定められたので「三時知恩寺」と号するようになった。宗派は浄土宗で阿弥陀如来を本尊とする。
小さいながらも門跡の寺格にふさわしい風格ある表玄関。向かって左手に見えるのが本堂。
今回の公開は玄関から入り、本堂・庭園・書院の一の間である。本堂は正面のお厨子に浄土宗では
重んじられる隋の善導大師の木像が安置されていていたが、この像は修復を終えて今年初公開
であるそうだ。少々暗いので見えにくいが、本堂内に写真があって色彩まで確認することができた。
本堂と書院に面する庭園(建物内部の写真撮影は出来ないが、庭園は撮影可だった)
庭園の向こうに見えるのは一般住宅!この家の2階から庭園は丸見えできるはず!
贅沢だね! かつては御所号をもった尼門跡寺院も今は一般住宅に囲まれて、街中に溶け込んでいる。
本堂から出て廊下続きに書院がある。江戸時代の女院御所の一部を移築したものだそうである。
今回公開の一の間は炉があって茶室拵えになっていた。
本堂と書院をつなぐ廊下は大変狭くて、歩くとギシギシと軋んだ。奥に子供が使うビニールプールが
置いてあって、雨漏りを受けているようだった。建物が大変傷んでいるのであろう。普段は公開
していないので観光収入もないし、檀家もないお寺なので、維持していくのが大変そうである。
しかし貴重な文化遺産でもあるので、後世に伝えるべく国や自治体がもっと積極的に保存に尽力
してもらいたいものである。
京都御所も今日まで一般公開。建春門から紫宸殿の屋根をチラリ。
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三時知恩寺を拝観しに行きました。今日が最終日でした。三時知恩寺は京都市上京区、同志社大学
新町校舎のまん前にあります。この付近は三時知恩寺の他にも宝鏡寺・慈受院・宝慈院・大聖寺など
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三時知恩寺表門 ※この写真のみ昨年2月の撮影
「三時」は戦国期、後柏原院の勅命で宮中昼夜六時勤行のうち昼三寺はこの寺で行うようにと
定められたので「三時知恩寺」と号するようになった。宗派は浄土宗で阿弥陀如来を本尊とする。
小さいながらも門跡の寺格にふさわしい風格ある表玄関。向かって左手に見えるのが本堂。
今回の公開は玄関から入り、本堂・庭園・書院の一の間である。本堂は正面のお厨子に浄土宗では
重んじられる隋の善導大師の木像が安置されていていたが、この像は修復を終えて今年初公開
であるそうだ。少々暗いので見えにくいが、本堂内に写真があって色彩まで確認することができた。
本堂と書院に面する庭園(建物内部の写真撮影は出来ないが、庭園は撮影可だった)
庭園の向こうに見えるのは一般住宅!この家の2階から庭園は丸見えできるはず!
贅沢だね! かつては御所号をもった尼門跡寺院も今は一般住宅に囲まれて、街中に溶け込んでいる。
本堂から出て廊下続きに書院がある。江戸時代の女院御所の一部を移築したものだそうである。
今回公開の一の間は炉があって茶室拵えになっていた。
本堂と書院をつなぐ廊下は大変狭くて、歩くとギシギシと軋んだ。奥に子供が使うビニールプールが
置いてあって、雨漏りを受けているようだった。建物が大変傷んでいるのであろう。普段は公開
していないので観光収入もないし、檀家もないお寺なので、維持していくのが大変そうである。
しかし貴重な文化遺産でもあるので、後世に伝えるべく国や自治体がもっと積極的に保存に尽力
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京都御所も今日まで一般公開。建春門から紫宸殿の屋根をチラリ。
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