先日、江戸時代中期の公家衆によって染筆された三十六歌仙の和歌色紙を
購入しました。本来は36葉あったものですが、散逸してそのうちの20葉です。
多少の虫喰いや擦れなどがありますが、全体的に保存状態が良くて美しい色紙です。
三十六歌仙とは平安時代までの和歌の名人36人のことですが、その三十六歌仙が
詠んだ和歌を後世に色紙などに書写することがよく行なわれました。
今回購入した色紙は江戸中期、おそらく西暦1700年頃に書かれたものと思われます。
36人の公家が色紙1葉を担当して36葉にする寄合書(よりあいがき)です。
36葉に集められた色紙は公家が所有したか、あるいは武家か裕福な商人に下賜されたか
わかりませんが京都市内の旧家に所蔵されていたものだそうです。
300年前の色紙ですが、墨の色はもちろん色紙の金砂子の模様もきれいに残っています。
柿本人麿の歌を染筆したのは当代一流の文化人であり五摂家筆頭当主の近衛家熙。
色紙の裏には染筆した公家の名前が記されています。これらの色紙は色紙帖に貼られて
手鑑(てかがみ=お手本)とされたか、もしくは屏風に表装されて鑑賞に用いられました。
「黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。
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多少の虫喰いや擦れなどがありますが、全体的に保存状態が良くて美しい色紙です。
三十六歌仙とは平安時代までの和歌の名人36人のことですが、その三十六歌仙が
詠んだ和歌を後世に色紙などに書写することがよく行なわれました。
今回購入した色紙は江戸中期、おそらく西暦1700年頃に書かれたものと思われます。
36人の公家が色紙1葉を担当して36葉にする寄合書(よりあいがき)です。
36葉に集められた色紙は公家が所有したか、あるいは武家か裕福な商人に下賜されたか
わかりませんが京都市内の旧家に所蔵されていたものだそうです。
300年前の色紙ですが、墨の色はもちろん色紙の金砂子の模様もきれいに残っています。
柿本人麿の歌を染筆したのは当代一流の文化人であり五摂家筆頭当主の近衛家熙。
色紙の裏には染筆した公家の名前が記されています。これらの色紙は色紙帖に貼られて
手鑑(てかがみ=お手本)とされたか、もしくは屏風に表装されて鑑賞に用いられました。
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