黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

イライラ・・・(#゜Д゜)))

2007-04-30 11:18:37 | Weblog
そんでですね、この円教寺へ行くために夜明け前の3時半に起きて
4時半前には車で家を出たわけです。到着予定は午前7時。開門は8時半。
時間に余裕を持ちたかったのと、もし早くついたらロープウェイには乗らずに
ふもとの参道から歩きで登山しようと思って・・・。

さすがに早朝なので道はスイスイでナビによる到着予定も午前6時半と
すこぶる早い。いよいよ姫路市内へ突入・・・というところでなぜかナビの誘導が
高速道路(山陽道)へ。有料道路は使わないルートを選択しているのに。
しかし後続車もあって道を変更できずにやむなく不承不承山陽道に入りました。
なぜナビが高速道路に誘導したのかは原因はわかりません。
でもこの時点からピンチに突入するのであります。

しばらく山陽道を走っていると突然の渋滞。どうやら付近で交通事故が発生して
通行止め状態になったみたいΣ(゜д゜lll)ガーン  
動いてもノロノロ・・・。しかもトンネルが連続する道でトンネル内で全く
動かなくなってしまった。午前6時40分から8時前まで。これで歩き登山は断念。
しかも目指す開門時間にも間に合うかどうか? っていう事態に。
なんのために3時半に起きたんだか(怒怒怒)と次第にイライラがつのる。

そんな時トンネル内に響き渡る「ドッシャーン!」という音。
なにか?と横を見ればワゴン車が前のトラックに追突してやんの。
「こういうバカが渋滞をさらにつくって他人に迷惑をかけるんだ(#゜Д゜)ゴルァ!! 」
と車内を見るとバカ面をした若者4人組。なにやってんだか・・・。

その頃には少しずつ動きだすけどそれでもしばらくして止まる。あるトンネルを
抜けて次のトンネルの前でまた止まった。そこで見たものは・・・



「書写山第2トンネル」って・・・。もう着いてるやん!でも高速道路から出られへん。
もし高速道路に入っていなければもうとっくに着いてただろう。こんな状況でも
料金とられるの?そう思うとまたイライラ・・・。

それで8時過ぎにやっと高速道路から降りれてナビの誘導どおりに走ると
へんてこりんなところで「目的地付近に到着しました」とナビが言ってそれで終わり。
どこに入り口があんねん(#゜Д゜)ゴルァ!!
それからあてずっぽに走って走っても参道orロープウェイ乗り場がわからんので
もう円教寺はあきらめて同じ姫路の一乗寺に変更しようかと思った瞬間に
ロープウェイ乗り場を偶然に見つけたのです。午前8時30分。

まあこれも観音さまのお導きなんでしょうね。また道路の渋滞巻き込まれや迷子状態も
観音さまにお会いするための試練だったのかも。昔の巡礼はこれしきの苦難?は
当たり前だったんだから・・・と思いなおしてイライラした荒れた気持ちを一旦
リセットして書写山に入山したのです。
それからは気持ちも落ち着きそれまでの荒々しい気持ちは一変して穏やかな気持ちで
境内を巡ることになったのです。


西国第廿七番札所 書写山 圓教寺 その3

2007-04-29 15:55:22 | 西国三十三所巡礼
さて観音霊場札所としてのお堂は如意輪観世音菩薩をご本尊とする「摩尼殿」です。
こちらは京都の清水寺と同じく舞台造のお堂です。



舞台の上からみた風景。左に見える茶店は「はづき茶屋」軽食ができます。



圓教寺のメインのお堂は三堂とこの摩尼殿ですがその他にも多くのお堂があって
重文指定されています。下の写真は奥の院で正面に開山堂、左に護法堂拝殿が
あります。この拝殿はかつて弁慶が修行した場所だとされていますが建築物は
後世のものです。



この奥の院も「ラストサムライ」で出てきます。雪化粧で。でもこの雪は本物じゃなくて
白い綿を敷き詰めたものらしいです。



この圓教寺のお堂を巡るのには山中を登ったり下ったりします。
境内の白山権現堂に行くにはこんな荒々しい道?も通ります。



書写山から見下ろした姫路市内の風景。霞みがなければ瀬戸内海・小豆島あたりまで
見渡せるらしい。



順番が逆になりましたが境内の入り口の「仁王門」 額には「志ょしや寺」(書写寺)
とあります。


西国第廿七番札所 書写山 圓教寺 その2

2007-04-29 09:49:38 | 西国三十三所巡礼
圓教寺の観音霊場は摩尼殿といわれる観音堂ですが本堂にあたるのは
釈迦如来をご本尊とする大講堂です。大講堂は二層の食堂(じきどう)と
常行堂とともにコの字型に配置されています。知る人ぞ知るこの風景・・・



そうです。映画「ラストサムライ」のロケ地として有名です。映画の中では渡辺謙演じる
勝元の菩提寺&舘として登場します。
映画の中ではややセット化されていますが同じ構図で撮影してみました。
これは食堂(じきどう)1層目の堂内でのシーンです。





この食堂もそうですが大講堂も常行堂もどっしりとした非常に重厚な建物で大変風格が
あります。第1印象としては「超デッカイ古いお寺」・・・他の古寺といわれる
お寺とは何かが違う違和感がありました。古臭さを余計に感じる何かが・・・。
鈍感な自分は気付くのにしばらくかかりましたが・・・。答えは後ほど。

食堂から見た大講堂と常行堂。この風景がこの日のお気に入り。人もいないので
しばらくまったりしてました。新緑の紅葉も大変美しい。秋はもっと・・・かな?







さてこの伽藍の建物に感じる「古臭さ」ですが、これらの建物はすべて木造で白壁が
間に入ってないんですね。白壁が少しでもあれば木の古さが多少は視覚的に緩和されるの
ですがすべて木なので、田舎にある古臭い神社と同じ古臭さを感じさせるのです。
食堂の扉はすべて蔀(しとみ)です。中世建築の特徴ある建物です。
三堂とも鎌倉末期に焼失しましたがすぐに再建されて重要文化財指定されています。
食堂内は写真撮影可です。

西国第廿七番札所 書写山 圓教寺 その1

2007-04-28 23:58:19 | 西国三十三所巡礼
今日は例によって夜明け前の4時すぎに家をでて目指すは姫路の書写山!
西国観音霊場27番札所の圓教寺に向かいます。ここにたどり着くまでに
イライラあったんだけど、それは後日書くこととして3日間ぐらいかけて
圓教寺を紹介します。

なんやかんやで書写山ふもとに到着したのが午前8時半。
ここからはロープウェイでしばらく登ります。ロープウェイに乗らなくても
徒歩で境内までは行けますが今回は時間の都合でロープウェイに乗ることに。
往復900円で片道4分ほどです。ガイド付き。往復8分で900円って
高い!とも思うけど駐車料金は無料なので駐車料金+乗車賃と思えば
高くはないです。車内からみる景色もなかなか・・・。



圓教寺は書写山の山腹一帯を寺域とするたいへん境内の広いお寺で天台宗の教学道場
として西の比叡山とも言われる大きなお寺です。僕は入山から下山まで約4時間も
いました。お寺のテーマパークですね、ここは。



かの武蔵坊弁慶が若き頃に修行したと言い伝えられるお寺で弁慶にまつわるものも
境内のあちこちにあります。

弁慶のお手玉・・・どんだけ巨人なんだかw



弁慶の机