暑中お見舞い申し上げます。大変暑い日が続いております。暑さだけで気持ちがうせてしまいそうですが、社会問題に注視しながら、一日一日を動いていきたいと思います。
山岡鉄舟は胃がんで亡くなりますが、命の最期を悟ると白衣に着替えて座禅して死をむかえたそうです。明治の7月が今とは違ったかもしれませんが暑かったでしょう。明治21年7月19日のことです。勝海舟が訪ねてきて「ご臨終ですか」と声をかけると山岡鉄舟は訪ねてきたお礼を言いながら「涅槃の境に進むところでござる」と言い、勝海舟は「よろしくご成仏あられよ」と座を去ったそうです。二人の人間関係の深さがうかがえます。