今日は港区六本木にある国際文化会館岩崎小彌太ホールで行われた渋沢栄一記念財団主催の学術シンポジウム「グローバル時代の『普遍』をめざしてー『帰一協会』の挑戦と渋沢栄一」に参加してきました。大変興味深いシンポジウムでした。渋沢栄一は銀行をはじめ500社にもおよぶ創業に関わり日本資本主義の父と呼ばれ実業家として有名ですが、社会福祉や教育、宗教、文化などの社会貢献活動についてはあまり知られていません。今日のテーマの『帰一協会』は宗教と道徳の統一を掲げ渋沢栄一が協会の設立に関わった活動です。宗教家や哲学者、倫理学者に実業家も参加して議論が重ねられました。『帰一協会』が設立された1912年の当時、マルクス主義や労働問題、また、ドイツや欧州に目が向いた日本に対してアメリカの排日移民法による日米関係の悪化に危機感をいたいた渋沢栄一ならではの行動は学ぶべき点があります。渋沢栄一についてさらなる関心を深めました。
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