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ひきこもりと言うけれどー遠藤周作の小説「彼の生き方」を思い出す

2019-06-05 21:30:35 | 日記
最近、ニュースや新聞などで「ひきこもり」という文字が飛び交っています。人と付き合うのが苦手だとかいろいろ言われますが、私も学校へ通っている頃は進学校という環境もありましたが、成績もよくなかったので友達とも付き合いはそんなになかったと思います。とにかく私は本当に不器用で変わっていました。そんなとき遠藤周作の小説「彼の生き方」を読んだのですが、これが私の心にスーッと入って好きになってしまいました。もうずいぶん前に読んだものなので内容は忘れていますが、小説の主人公が人間と付き合うのが苦手で動物のサルと仲良くなって猿山に一緒に住み込んでしまうのですが、その猿山に大企業の開発工事が入って、その彼は猿を守るため猿と一緒に徹底的に大企業と闘うという話です。私は学校の頃、こんな生き方に憧れていました。私が勝海舟や田中正造が好きなのはその延長線上のような気がします。そう勝海舟だって、田中正造だって、ひきこもりではないけれど、周りはみんな敵で孤立していました。厳しい環境の中でも自分らしく人間らしく生きていました。これが人間味というものでしょう。
コメント
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