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秋月悌次郎の生涯に惚れ込んで

2019-06-30 20:16:48 | 日記
幕末に会津藩公用役として京で活躍した秋月悌次郎の生涯を描いた「落花は枝に還らずとも」という長編小説を読み終えました。やはり人物の評価はその一生涯を見なければ分からないと思います。秋月悌次郎は会津藩士として若い頃は幕府昌平坂学問所で学び日本一の学生と呼ばれ会津藩では公用役として京で京都守護職となった藩主松平容保のもと八月十八日の政変における薩会同盟の立役者となります。しかしその後北海道の斜里代官に左遷され厳しい越冬を体験、再び幕末の京に戻るも戊辰戦争で会津藩が敗退して降伏の使者にたちます。多くの同士が戦死・獄死する中で牢獄の身から明治政府に雇われ熊本の第五高等学校の教職に就き、そこで一緒だったラフカディオハーンから「神のような人」と呼ばれました。
秋月悌次郎は会津藩公用役としての京の活躍が注目されますが、北海道の斜里代官に左遷され厳しい越冬体験や戊辰戦争で会津藩の降伏の使者に牢獄を体験して晩年に教職に就き「神のような人」と呼ばれました。人物はその一生涯を見なければ本当の意味での理解はできないでしょう。再び秋月悌次郎の生涯に惚れ込んでしまいました。
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