「行政改革といふことは、よく気を付けないと弱い者いじめになるよ。おれの知つている小役人の中にも、これまでずいぶんひどい目に遭つたものもある。全体、改革とうふことは、公平でなくてはいけない。そして大きい者から始めて、小さいものを後にするがよいよ。言ひ換へれば、改革者が一番に自分を改革するのさ。松平越中守が、田沼時代の弊政を改革したのも、実践躬行をやつて、下の者を率ゐてゐたから、あの通りうまく出来たのさ」(勝海舟「氷川清話」より)
松平越中守とは老中松平定信のことです。歴史に詳しい勝海舟は明治政府の改革に松平定信の寛政の改革を例にとり苦言を呈しました。さて今の政権はどうでしょう。権力を振りかざし自分の都合の悪いものはバサバサと切り捨てていくやり方に勝海舟だったら・・・今正に勝海舟の出番ですね。
松平越中守とは老中松平定信のことです。歴史に詳しい勝海舟は明治政府の改革に松平定信の寛政の改革を例にとり苦言を呈しました。さて今の政権はどうでしょう。権力を振りかざし自分の都合の悪いものはバサバサと切り捨てていくやり方に勝海舟だったら・・・今正に勝海舟の出番ですね。