幕末動乱から明治を生きた天璋院篤姫と勝海舟の関係は実に興味深いですね。二人の最初に出会いは、いろいろな説がありますけど、よく言われるのは江戸城明け渡しで大奥を閉じる時、新政府側との交渉にあたっていた徳川方の勝海舟が天璋院篤姫に大奥を退くようお願いに参上する時。懐剣を懐に頑として動かぬ天璋院篤姫に対して勝海舟は自分も切腹するけど世間は二人で心中したと噂が広がると脅します。それを笑って応えた天璋院篤姫。二人は明治の時代、天璋院篤姫が生きた明治16年まで続きます。前向きに好奇心旺盛の二人は深い人間関係を続けました。とかく人間は苦しく難しい出来事を避けて通りたがりますけど、幕末動乱の二人は、それが天命と自らをその渦中に置き感じるままに動きました。それが明治に入り深い人間関係になったのではないでしょうか。
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