午前5時の朝起会に参加して一旦家に戻り少しうとっとしていたら午前10時を過ぎてしまい慌てて家を出て代々木公園に向かいました。代々木公園では今日と明日、アースディ東京2013という環境団体が集まったイベントをしています。交流のある団体や興味深い団体のブースを見て回りフェアトレードコーヒーやチョコレートを買ったり原発問題に関する資料を見たりしてきました。寝過ごしてしまったのであまり時間は取れませんでしたが、それでも1時間くらい見て回りました。それからお茶の水に移動してクリスチャンセンターで行われたメディカルカフェ(がん哲学カフェ)に参加してがん患者さんと交流してきました。まずは順天堂大学医学部の樋野興夫教授の名演壇。新渡戸稲造の「修養」から逆境に対する心構えからいろいろなお話が出てきました。「病気であっても病人ではない」・・・自殺者と面談して「死ぬという大切な仕事が残っている」と言って自殺者がわれに帰ったお話ーいつもながら人間の大切なことに気づかされます。そのあと5~6名のグループで分かち合い。私のところにはがん患者本人と家族、看護師でそれぞれの体験談や思いを分かち合いました。医療技術が発達して生き延びられても大切なのは人間としての生き方。「病気であっても病人ではない」とは病気に罹っても人間らしい生き方が出来るかどうかーその答えは一人ひとりの違った個性を活かして有意義に生きられるかどうかではないでしょうか。
昨年暮れの衆議院総選挙に続き今年は夏の参議院選挙に都議会議員選挙があります。私も薬害問題や肝炎問題などで国会要請や陳情等の活動に関わって国会議員をはじめ地方議会の議員とも交流してきましたので、選挙が近づくと様々なお知らせがきます。社会問題に被害者の立場で最初のころから熱心に関わる議員もいれば、社会の注目を集める問題に名声だけうる議員と議員の行動もまちまちです。最近とみに目立つのは議員の政党と政党との移動です。新しい政党が支持率が上がったと思うと選挙有利と移動しているようにとしか思えません。これは私の勝手な見方かもしれません。しかしたとえ無所属でも信念に基づいて国民のために問題解決のために奔走する議員はいないのでしょうか。国民が求める議員は国民一人ひとりがしゅかりと選ばなければなりません。選挙区によって一人一票の格差が出ているのも問題ですが、一人ひとりが一票の重さを大切にして良い社会をつくりあげていく姿勢が大切だと思います。
時代の違いはあれ、明治の最初の国会議員の選挙で当選した田中正造は足尾鉱毒事件の被害民の立場に立って問題解決に奔走しました。田中正造は自ら議員辞職するまで当選し続けました。そして国会ではもはや被害民の救済はできないと自らが議員辞職して明治天皇に直訴しました。自分の地位や名誉のためではなく被害民のために自分の命をも投げうって行動しました。今、田中正造のような国会議員が見当たらないのが残念です。
今週の20日(土)21日(日)は代々木公園でアースディ東京が開かれます。たくさんの環境NGO・NPOがブースを出してPRします。私も時間があるとき知っているブースに顔を出して交流したり、また好きなフェアトレードコーヒーを購入したりします。ちょうどコーヒーがきれたので買いに行こうと思いますが、どこのブースでコーヒーを買うか迷ってしまう時があります。コーヒーをの飲みながらフェアトレードのことを考える良い機会となっています。アースディ東京はhttp://www.earthday-tokyo.org/2013/
今日も歩いたり電車を乗り継いだりして都内を回りました。日々の活動の中から混沌とした社会の中でも素敵な人との出会いはあるものだと感じています。今日は素敵な女性経営者にお会いしました。社会活動にも熱心で様々な方との交流もあり活動的な姿勢からお顔が生き生きとしていました。私も元気をいただき充実した一日となりました。
素敵な人との出会いはいつの時代にもどんな人にもやってくるものだと思います。実際に素敵だと感じるのはお互いの志によるものではないでしょうか。勝海舟も若い頃から素敵な出会いを体験しています。函館の豪商渋田利右衛門もその一人です。貧乏旗本の勝海舟が本屋で真剣に本を読み漁っている姿を渋田利右衛門が声をかけ交流するようになり、その後、資金援助をしたり人を紹介したりして、その後の勝海舟の人生に大きな力をもたらします。やはり大切なのは力のある人を知っているということではなく、いかにお互いの志が高く人を結びつけるかということでしょう。
現代にも志の高い人は身近にたくさんいます。人と人との出会いからお互いの志が結びつき、様々ん人々の交流の中でさらに広がり社会を良くしていくものだと思います。
薬害エイズを考える山の手の会のお知らせ
抗がん剤イレッサ問題を今だから問うー薬害イレッサ訴訟原告近澤昭雄さんのお話し
発売当初から多くの副作用死を出した抗がん剤イレッサ問題の裁判で最高裁判所は4月2日に原告の被告国に対する上告棄却の決定を出しました。また4月12日には原告の被告製薬企業に対する上告棄却の判決を出しました。これで原告敗訴が確定しました。二人に一人ががんになる時代、その治療方法の抗がん剤治療の現場で体験した遺族の思いは。原告敗訴が確定した今、遺族でこの裁判の原告の近澤昭雄さんに、その思いを語っていただきます。是非ご参加ください。
日時:2013年4月24日(水)19時~21時
場所:東京ボランティア市民活動センター会議室A(JR飯田橋駅西口出て右に曲がり右のビル・地下鉄有楽町線・南北線・東西線・大江戸線飯田橋駅B2b出口・セントラルプラザ10階)
参加費:無料