グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

シャープの迷走に思う

2012年11月10日 | 日記
液晶パネルのトップランナー・シャープの迷走がどうにも止まらない。
今年度の業績見通しについて純損益が4月の時点では△300億円だったものが8月には△2500億円、11月には△4500億円となりとうとう前期の△3760億円を上回ることになってしまった。
短期間のうちにこれだけ経営悪化が進むとあれば世間の信任を得ることは至難である。
株価の長期低落も当然だろう。
今月初めに開始した従業員の希望退職募集も早々に定員に達し受付期間終了を待たずに募集を打ち切ったとのことだが従業員も会社を見限っているということだろうか。
このところ多くのマスメディアに同社の経営憶測記事が流れその都度会社がホームページ上で打ち消す場面がままあった。
これが巷間噂されるような社長、社長経験者間の不協和音によるものだとしたら同社の迷走は今後も続くだろう。
自らを律するということはかくも難しいことなのだ。